修論を語る会(乳幼児教育研究コース)

2023.03.13

3月6日(月)オンライン上にて、乳幼児教育研究コースのM1、M2の学生、そして先生方が集い、修論を語る会が行われました。

修論の最終提出を終え卒業間近のM2の先輩方を囲み、修論活動を振り返ってお話いただいたり、M1からの質問にお答えいただいたりと、「修士論文」というテーマに対し様々な角度から語り合いました。

特に印象的だったのが研究における問いに関する話題です。研究を進めるにあたり調査や分析などに関して多くの疑問や不安を抱えている私たちM1ですが、先輩方や先生方のお話から「自分はこの研究で何を明らかにしたいのか」という問いが軸になることを再認識しました。研究活動は常にとんとん拍子に進むとは限らず、人それぞれ悩みや葛藤が生まれることが多くあります。先輩方も分析をどのように進めていけば良いか分からなくなったり、論文で何を述べる必要があるか模索したりといった“暗黒期”があったとおっしゃっていました。そんな暗黒期の中でも自分の中に問いを持つことが研究の方向を定めていく肝になるとお話から理解でき、改めてその重要性を感じました。

先輩方がもう1つ、口々におっしゃっていたことがありました。それは色々な人々と研究に関して語らうことの意義です。指導教授はもちろん、他コースの学生や教授とも研究内容や疑問、悩みなどを共有することで、それが新たな視点や気付きを得られる良い機会になります。さらに、同じく研究に励む学生同士、お互いが支え合い、心強い存在にもなります。経験豊かな先生方や様々なバックグラウンドを持つ学生と学べる充実したこの環境を存分に活かしたいと思いました。

本格的に修論への取り組みが始まろうとしている中、先輩方のご経験やアドバイスは私たちにとって大変貴重で、このような機会をいただけたことに感謝しております。この度の会のお話を参考にしながら、修論活動に励んで参りたいです。

C・K