修士論文構想発表会が実施されました。~前編~

2023.05.25

2023年5月19日に、令和5年度修士論文構想発表会が行われました。今年度は完全に対面の形で発表となりました。院生によって、様々な形で授業を受けている中、入学式以来、皆さんとお会いできる貴重で嬉しい機会でもありました。

今回は、教育学研究科の中で、「乳幼児教育研究コース」・「初等教育、教育学、IBコース」の2つに会場に分け、分科会形式で実施しました。前編では、乳幼児教育研究コースの分科会の様子をお伝えします。

M2の方々の緊張感が教室全体に広がる中、始まった構想発表会では、様々な分野やテーマでの11名の発表がありました。保育園の現場で働いている私にとって、一人ひとりの発表の研究結果がとても楽しみになるようなテーマばかりで、その中で特に印象的だったことは、その研究に「どうして取り組みたいのか」という発表者の熱量でした。また、教授や学生の質問では、「どうしてこの分析方法なのか」「インタビューの対象はこの人で良いのか」等、論文の方向性を導いたり、違った視点から見たりしていけるような質問が多く、他者と共に学びあっていく事の大切さを感じました。私たちも、自分が抱く課題意識や興味を強く持ちながら、明らかにしたい事を明確にし、その為にどのような研究方法で行っていくかという事を共に学び合い、研究に臨んでいきたいと思います。

M2の方々にとって、これから論文の執筆に当たり、一番大変で忙しい時期に入ってくると思いますが、これらの研究結果が明らかになる事は、日本の保育の質を高める事に大きく繋がっていくように感じます。

教育学研究科 乳幼児教育研究コース M.N