修士論文構想発表会
2024.05.21

2024年5月17日、令和6年度修士論文構想発表会が行われました。院生によって、通学・オンラインと様々な形で授業を受けている中、入学式以来、同級生やM2の先輩方、先生方と直接お会いすることができる、貴重な機会となりました。
M2の先輩方の発表や、先生方からの様々な質問を通して、私が印象に残ったことが二つあります。第一に、「問いとはなにか」ということです。発表者の方々は、教育者・保育者・親・学生など様々な立場から問いの着想を得ていました。その問いを研究者としての立場から明らかにするために、吟味し、精査し、「研究の問い」とすることの重要さを学びました。
そして、「どのように問いを明らかにするのか」ということです。研究方法として、インタビューを行うのであれば、どのように対象者を選ぶのか。アンケート調査を行うのであれば、どのような質問項目をつくるのか。そもそも、なぜその方法を選ぶのか。自身の研究方法に対して、徹底的に明らかにする姿勢の大切さを感じました。
会の全体を通して、私は研究に対する覚悟が試されているのではないかと感じました。この研究に対して、どこまでの熱量があなたにはあるのか。先人たちの知に対して、どれほどに理解を深められたのか。新たな知を得ることに対する、責任はあるのか。私自身も来年度修士論文を作成する身として、気が引き締まる思いを感じました。
M2の皆様、貴重な発表をありがとうございました。
先輩方の研究を楽しみにするとともに、今後の研究の糧としていきたいと思います。
教育学研究科 乳幼児教育研究コース T.Y.