夜間開講授業「IB教師教育 IB」
2025.06.30
玉川大学大学院教育学研究科では、夜間にオンライン授業が開講されています。私は中学校に勤務する教員で、勤務後の18:20~20:50に大学院の授業を受講しています。このような夜間のオンライン授業があることで、働きながら学ぶことができ、大変ありがたく感じています。
春学期の授業「IB教師教育 IB」では、指導と学習の関係や国際的な教育の推進、そして国際バカロレア(IB)における多様な指導法について学んでいます。授業では毎回テーマが設けられ、星野あゆみ先生と受講者が対話を通して、考えを広げたり深めたりしています。
この授業には、私を含め4名の教員が参加しています。それぞれ異なる県で勤務しており、IBのPYP(小学校段階)、公立の中学校、私立の中高一貫校といった異なる校種に所属しています。多様な背景を持つ受講者同士の対話を通じて、新たな視点や気づきを得られる点に、大きな魅力を感じています。

先日の授業では「評価」をテーマに学びました。IBにおける評価の考え方は、私がこれまで行ってきた評価方法とは異なる部分が多く、とても興味深いものでした。特に、IBの形成的評価が、子どもが目標により近づくためのフィードバックであり、教師にとっては、より良い授業をするためのものであるという点が印象に残りました。
また、授業後半では、星野先生が設定した単元に基づき、受講者同士で評価の観点とルーブリックの作成に取り組みました。他の方と対話しながら作成することで、個人では得られない新たな視点や工夫が生まれ、とても充実した時間となりました。普段は一人で評価の観点を作っていた私にとって、チームで作ることの有意義さを改めて実感する機会となりました。
春学期の授業も残りわずかとなりましたが、一回一回の学びを大切にし、大学院で得た知見を自校での教育実践へと還元していきたいと考えています。また、昨年度から続く大学院での学びを、今後どのように社会貢献へとつなげていくか、自身の課題として引き続き考え、行動していきたいと思います。
教育学研究科 IB研究コース M.T