夏期集中授業「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A」を受講して

2025.09.05

玉川大学大学院教育学研究科では多くの学生が在職しながら学んでいます。夜間のオンライン授業の活用で、仕事で時間が制限される学生も単位をしっかりとれることが、本学の魅力の一つと言えます。しかしせっかく大学院に入学し、改めて学生として学び直しにチャレンジしている身としては、オンラインだけではなく対面の授業で、ほかの学生の方々と場を共有して学んでみたいという思いもあります。そんな思いをかなえてくれるのが、夏期集中授業です。

今回私は自分の職場の夏休みに合わせて、夏期集中授業「ファシリテーターとしての教師の技術と実践A」を受講しました。本授業は教育学研究科の学生だけでなく、教職大学院の学生も履修できるもので、普段は共に学んでいない学生とも交流できます。

授業は月曜日から始まり水曜日のお休みを挟んで金曜日までの丸々4日間集中で行われます。朝から夕方まで同じメンバーで行うため、まるで合宿しているような気分になります。今回の受講者の内訳は教職大学院13名、教育学研究科1名、聴講生1名の合計15名でした。唯一教育学研究科からの参加の私は、当初若干の緊張がありました。しかし、授業が始まってしまえば、だれもが教育に関わる者という共通点もあり、打ち解けるのに時間はかかりませんでした。

本講座は、『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(中教審答申)』でも教師に求められる資質・能力として示されたファシリテーション能力にかかわる内容を、アクティビティとリフレクションを通して体験的に学んでいくことができます。そのため集中力を途切れさせることなく、充実した4日間を過ごすことができました。最終日には、それまでの学びを生かしながら受講者全員で一つのチームを作り上げ、大きな満足感を感じつつ授業を終えました。ここで得た学びは、現場で大いに生かすことができると実感しています。

対面での授業を受けるのは、大学を卒業して以来初めてなので、本当に久し振りになりました。夏期集中授業の授業も含め、学ぶことの楽しさを存分に味わうことができ、改めて大学院に入学したことのよさをかみしめることができました。

教育学研究科 教師教育学研究コース S.I