日本教育経営学会に参加して
2026.07.27
大学院に入学して一年間、様々な授業を通して、大学院での学びは、受け身ではなく、自ら関わっていくものであるということをひしひしと感じるようになりました。それはどの授業もただ単に講義を聴いているだけでなく、事前にテーマについて調べ、授業の中で調べたり考えたりしたことを発表し、他の受講者と意見を交わし、さらに掘り下げていくという過程を通して、自分の学びを構築していくという経験をたくさん味わってきたからです。そして学びは学校の中だけでなく、学校の外にもつながっていることを先生方から教えていただきました。
学校の外の学びの機会の一つが学会です。大学院に入学する前の自分であったら、学会に参加するなど、敷居が高く感じられとても踏み込める場所ではなかったと思います。しかし、今の自分は、たとえ敷居が高くとも、そこにまなびがあるのであれば自ら関わっていこうという姿勢に少し変わってきました。同期の院生の中にはすでに学会で発表を経験している猛者もいます。しかし、まずは学会に会員として登録し、大会に参加することから始めてみました。

私が参加したのは日本教育経営学会の大会です。6月12日(金)から14日(日)の3日間で開催された日本教育経営学会の大会は、今年度は東京大学駒場キャンパスがメイン会場でした。会場は毎年異なり、全国の大学で持ちまわっているようです。今年はたまたま都内の会場だったため、移動に多くの時間を費やすことなく参加できました。私は2日目の6月13日に参加しました。午前中は自由研究発表、昼食をはさんで、公開シンポジウム、総会というプログラムで、自由研究発表は1から6に分かれていて選択できます。内容も多岐に渡っていて、どの発表を聞きに行くか大いに迷った末、最近の授業で扱った学校運営協議会に関する内容が集まっている自由研究発表6を選択しました。ここでは個人の研究が3本、共同研究が1本発表されました。それぞれ違った角度からテーマを設定し、学校運営協議会について研究しており、大変興味深く学ぶことができました。中でも山口大学大学院の先生方が発表した共同研究の研究方法がアンケート調査と校長へのインタビュー調査を組み合わせており、自分の修士論文の研究に関連していて、多くの知見を学ぶことができました。山口大学の大学院の先生方とは、自由研究終了後に名刺交換をし、さらに詳しく内容をうかがうこともでき、学会で直接研究発表をうかがうメリットを十分体感することもできました。

昼食をはさんだのちのシンポジウムでは、「社会転換期の教育リーダーシップ ~理論と実践、そしてアカウンタビリティ~」をテーマに海外から招待された研究者2名を含む6名の方が登壇され、それぞれの立場からテーマに関する内容を伺ったのち、全体討論でさらにテーマについて掘り下げたお話を聞くことができました。全体討論の中で、「これからの未来のための教育リーダーシップにおけるグレイトブレス(息吹)は何か」という問いに対すて「リーダーのグレイトブレスはパッションだ」という登壇者の回答が非常に印象に残りました。
大変学びの多い時間を過ごすことができた初めての学会参加でした。このような機会に出会えることも大学院で学ぶよさだと思います。今回は聞く側に徹したものの、機会があればぜひ発表する側で、学会に参加してみたいという新たな目標ももつことができました。
教師教育学研究コース 2年 S.I.




