谷和樹先生Socity5.0を子どもたちに授業しよう

2020.03.23

1 Socity5.0とは

よく聞く言葉だが、どういう意味でしょうか。

狩猟社会(1.0)
農耕社会(2.0)
工業社会(3.0)
情報社会(4.0)

これに続く「新しい社会」が「Society5.0」です。日本政府がイメージしている近い将来の日本の姿です。
ネット空間と現実の空間とが、超スマートにくっついている社会です。

2 政府広報動画を使って授業しよう

多くの人は既に視聴していることと思います。もしご覧になっていないなら、まずこの動画を見ることをお勧めします。今のところ、YouTube等でも公開されています。

Society5.0(政府広報)
https://www.gov-online.go.jp/cam/s5/
または、
https://youtu.be/MA-9ZYDnGKM(2019.11.22現在)

この動画の中にはたくさんの技術が登場します。子供たちにも見せて、次のように発問してみます。

この動画の中には、いくつの技術が登場しますか。

動画に出てきた「近未来の技術」を箇条書きにさせるのです。
日本の人口は今後、どんどん減っていきます。地方では減りますがが、都会では逆に過密になります。

  • 人口が減って働く人が減るのに、どうやって日本を豊かな国にするのか。
  • 例えば、お年寄りは、どうやって幸せに暮らすのか。
  • 例えば、地方に住む人も、都会の人と同じようにサービスを受けるにはどうしたらいいのか。

こうしたことを、具体的に考えさせたいところです。これらの問題を解決しない限り、私たちの子供たちや孫たちは幸せに暮らしていけないからです。
これを解決する、解決しようとしている社会が「Society5.0」です。

3 ドローンをプログラミング

動画の冒頭には「ドローン宅配」が登場します。
ドローンといえば、普通は「人間が操縦している」シーンをよく見ます。この動画の中で、ヒロインに荷物を運んでくるこのドローンは、どうでしょうか。

誰かが操縦しているのですか?

このように発問して、子どもたちに考えさせてみましょう。
もちろん、操縦はしていません。プログラミングされて、自動で飛んでいます。
そこで、教育用のドローンを教室に持ち込み、実際にプログラミングしてみましょう。教育用のドローンも今はいろいろなタイプのものが手に入ります。
こういったタイプの授業が、各地の教室で数多く展開されるといいなと思います。