修了生の声・動向

修了生の声

教職大学院へ進学を考えている現職の皆様へ

学区に児童養護施設を抱えるという環境で、必要にせまられ特別支援の勉強をしてきました。しかし、得られた知識や情報を学校の中でどのように生かしていくのか、忙しく時間のない中で、じっくり考えたり、アレンジしたりすることなく実践に移していました。その結果は当たり前ですが、うまくいかないことばかりでした。自分の中でも行き詰まりを感じ、様々な知識や情報が整理されず混沌とした状況に陥っていました。そんなときに教職大学院へ進学しました。
教職大学院では、現場とはちがう時間が流れ、一つの物事をゆっくりていねいに考えることができます。また、新たな視点や考え方を与えてくれる先生方や仲間にも恵まれ、実り多い一年間になりました。

地域の英語教育や専門実習で磨いた実践的な指導力が今にいきています。

町田市立鶴間小学校 勤務

池田 愛里 さん

池田 愛里 さん

教育学研究科 教職専攻 専門職学位課程[教職大学院]
2020年3月修了

玉川大学を卒業後、教職大学院に進学し小学校での英語指導について学びました。最新の英語指導に加え、町田市の放課後英語に講師として参加するなど実践の場も多く経験。現在、小学4年生の学級担任を務める中で、大学院で学んだすべてのことが今の仕事に直結していると実感しています。
特に10週間の専門実習では、単元を通して授業を担当するなど長期間の実習ならではの貴重な経験が得られました。実習では小学1、2年生と5年生の英語を担当。低学年に対してはゆっくり話したり、ジェスチャーを用いたりと、学年による指導法の違いを学びました。また、個別の支援が必要な児童と時間をかけて関われたことも、児童との関係の築き方について考えるきっかけとなりました。
学び以外でも、教授に親身になっていただいたことや、キャリア支援、サポートの手厚さが印象に残っています。中でも大学院時代に参加したフォローアップ研修は思い出深く、現職の教員の生の声を聞くことで、目指す教員像が明確になりました。大学院修了後も参加させていただき、教員同士の意見交換の場として良い刺激を受けています。
今後は、児童一人ひとりと向き合って児童理解を深めることに加え、指導力の向上を目標としています。英語だけでなく、他科目に関しても授業見学や研修会など積極的に参加し、これからも成長し続けたいです。

修了生の動向

修了生のフォローアップ研修を実施しました。

平成26年6月28日(土)、これまでに教職大学院を修了した現職教員学生のフォローアップ研修を実施しました。多くの修了生達が参加し、活気にあふれた会になりました。
修了生と教員とは、ときどきメールでやりとりしたり、お互いに職場を訪問したりしています。それぞれの近況を報告するとともに、3人の修了生から現在の職場の様子や教職大学院で学んだことで役立っていること、もっと学びたかったことなどを発表してもらいました。
若手ならではの悩みや、ベテランならではの実践等が具体的に出され、質疑応答では鋭くも温かな質問が飛び出していました。
休憩中には教員が修了生の相談にのりながら談笑する姿も見られました。
研修の終了後は、近くのお店でともに食事をしながら情報交換を行いました。アットホームな玉川らしさはこうしたところにも出てきます。
秋にはフォローアップも兼ねた「学校教育実践研究会2014」を行いました。