カリキュラム
ストレートマスターの学生と現職の教員の両方を対象とし、次のような小学校、中学校、高等学校の教員の養成をめざしている。
- 学部段階で教員としての基礎的・基本的な資質能力を修得した者の中から、さらにより実践的な指導力・展開力を備え、新しい学校づくりの有力な一員となり得る新人教員の育成。
- 一定の教職経験を有する現職教員を対象に、地域や学校における指導的役割を果たし得る教員として不可欠な、確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダーの養成。
教育学研究科 教職専攻【教職大学院】の概要イメージ図

2021(令和3年度)年度学校課題研究テーマ一覧
<現職>
- 教員の協働の現状とその課題についての考察
- 中学校教員の働き方改革による持続可能な学校教育を目指して-学び続ける教員であるために-
- 教科指導を通した社会情動的スキルの育成 -中学校英語における話すこと(やり取り)の指導を通して-
- ICTを活用した中学校理科のSTEM学習単元の開発と評価
- 小学校1年生におけるスタートカリキュラムの一考察 -「めあて&フィードバックカード」が着席行動等の形成に及ぼす効果の検討-
- 学級のルールの確立と関係性の形成に関する事例研究 -学級状態アンケートを用いたアセスメントに基づく指導法の検討-
<ストレートマスター>
- 小学校第3学年体育科「鉄棒運動」の指導に関する一考察-逆上がり習得のための指導プログラムとiPadアプリ「ウゴトル」の適用-
- 宗教的情操教育の理論に基づく「特別の教科 道徳」の実践 -フランクルの宗教的倫理の思想を手掛かりに-
- 「伝統的な言語文化」としての「短歌」単元の開発 -情景を思い浮かべる授業デザイン-
- 「木琴」の表現をめぐる読みの交流-国語科と音楽科の教科横断的な学習デザイン-
- 写真資料の内容分析を活かして児童が自ら学習問題をつくることができる社会科授業-第3学年「事故や事件からまちを守る」の単元を通して-
- メタ認知形成期におけるふきだし法の活用と効果-小学校3年生算数「あまりのあるわり算」を通して-
- 個別最適な学びを意図した社会科教材-見学活動にVR教材を活用した調査活動-
- 中学校社会科地理的分野における地図とICT機器を活用した地理的技能の育成に関する一考察
基本5領域の統合をめざす実習
教職専門実習
(小学校あるいは中学校または高等学校での高度に専門的な実務実習と中学校または高等学校あるいは小学校もしくは私立学校でのインターン実習)
教職専門実習 | ||
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内容 | 場所 | 期間 |
ガイダンス | 本学 | |
全体事前指導 | 本学 | |
授業実践指導(1) | 本学 | |
授業実践指導(2) | 本学 | |
授業実践指導(3) | 本学 | |
授業実践指導(4) | 本学 | |
小・中・高等学校教育実習事前指導 | 本学 | |
小・中・高等学校現場実習 | 公立小学校・中学校・高等学校 | (10週間) |
小・中・高等学校教育実習中間指導 | 本学 | |
小・中・高等学校教育実習事後指導 | 本学 | |
中・小・高等学校インターンシップ事前指導 | 本学 | |
中・小・高等学校インターンシップ実習 | 公立中学校・小学校・私立学校 | (1週間) |
高等・中・小学インターンシップ事後指導 | 本学 | |
全体事後指導 | 本学 |
学校における実習
期間集中型の長期実習
現職教員学生は2年次の春学期に、学部新卒者は1年次の秋学期に、10週間連続での実習を行います。事前のガイダンスや授業実践指導を充実させ、自己の課題をもって実習に望みます。事前の十分な準備と中間での指導、そして公立小・中・高等学校での10週間の継続的な経験が大きな効果を生みます。また10週間の実習とは異なる学校種で実施されるインターンシップ実習を通して、児童・生徒たちの実態とその指導にあたる先生方の姿を知る経験も大きな力となるはずです。
複数の現場での実習
異なる学校種において実習することにより、多様な観点から実験的・実証的な体験が可能です。