安藤先生Vol.1:一番嬉しかった授業(その1)

2015.07.27

小学部(知的障害特別支援学校)の子どもたちと理科的内容の学習をしました。子どもたちの実態は知能測定不能からIQ45までの幅の3・4年生7名です。
自然に興味を持ち、「何」「どうなっているの」と考えたり、観察したことを「整理」したり、そして「発見」したりすることは、子どもたちの認知発達レベルに応じて工夫すれば必ずできるという思いで授業を計画しました。

まずはカイワレ大根から

カイワレ大根は、成長が早く、根(ひげ根:モジャモジャ)の観察ができ、全体が捉えやすいので子どもたちにぴったりです。発芽や根のようすを毎日見ることができます。
そのあとはもちろん、海苔やハムに巻いての手巻きカイワレです。
「先生、これはちょっと大人の味だよ。」

根は「モジャモジャ」「ストン」どっちかな?

いろいろな植物を根の形で分けました。「モジャモジャ」はカイワレで学習済みですから得意です。
「ストン(主根と側根)」もジェスチャー入りで分かったよ。ラディシュも大人の味だね。
「先生、この授業は最後に必ず調理があってうれしいな!」