2021年度 第一回FD研究授業を実施

2021.05.07

昨年度のFD研究授業はコロナ禍により中止となっていました。今年度は、感染防止対策に十分留意しながら、例年とほぼ同様の形で計画が進んでいます。
本日はその第一回が実施されました。授業は久保田善彦教授による「理科における学習論」です。本日は久保田教授が担当する初回の講義が公開されました。主な内容は次の通りです。

  1. 概念地図(コンセプトマップ)を作ろう
  2. そもそも学習とは
  3. 行動主義(とその後ろにある客観主義)
  4. いろいろな既有知識(ミスコンセプション)
  5. 外化(言語活動・アウトプット)による振り返り
  6. 外化(思考を見える化、アウトプット、言語活動)
  7. 振り返りを整理する(田村 2018改)
  8. リフレクションのレベル
  9. 自己調整に向けたリフレクション

講義の初回とあって、今後のベースとなる理論の枠組みを分かりやすく整理された内容になっていました。講義は、院生たちの作業やディスカッションを中心に楽しく進みました。
協議会においては、教科横断的な教材の使い方、リフレクションのさせ方、院生たちへの課題の投げかけ方等、様々な側面から意見が出されました。また、オンラインで役に立つGoogle Classroomの使い方、Zoom等のWeb会議で活用できるカメラの紹介など、多岐にわたった情報交換ができました。
FD研究授業を通して、教授陣が毎年授業の研鑽に努めていることは、院生たちに良い印象を与えているものと思います。