2024年度 第1回FD授業研究を実施

2024.12.12

FD研究授業の第1回は、成川敦子教授による「教育相談と特別支援教育の実践と課題」の授業を通して実施されました。主な内容は次の通りです。

行動問題への理解と支援 ~行動の随伴性の視点から~

学校には様々な支援の必要な子どもたちがいます。これらの子どもたちへの対応法として、応用行動分析を学び、具体的な事例に基づき、事例の客観的把握、対応策の案の作成ができるように、学校における教育相談を実践的に学びました。
今回の授業では、「問題行動への支援」について具体的な事例に基づいて発表し、お互いに検討・考察する形で展開されました。
また、授業後には、教員による事後検討会が実施されました。

  • 「行動問題」という点から、表出する行動について考えさせることは教育現場で様々な児童生徒に寄り添う立場の教員にとって、特別支援教育の枠に限らず大切な視点である。
  • しっかりとした理論に基づき、解説をし、そのあと具体的な事例研究をしていたので、理論と実践の往還ができていた。
  • 重度の事例ではあったが、通常の学級でも似たようなケースはいくらでもあるので、教壇に立った時に応用が利くと考えられる。
  • 事例を検討してみることで、対応が十分に可能であることを実感できた。練習問題としていくつか模擬事例を検討することによって、ABAのやり方が身についていくように思った。

等々、様々に有意義な意見交換がなされました。