第2回フォローアップ研修会

2018.11.22

11月17日(土)に第2回フォローアップ研修会が開催されました。今回のフォローアップ研修会は、修了生や玉川大学教職大学院の創設にご尽力いただいた先生方にも来ていただきました。
簡単な自己紹介を行った後、鈴木さおり先生(現職10期)と高橋美早樹先生(SM6期)のお二人からプレゼンテーションをしていただきました。鈴木さおり先生のプレゼンテーションでは、ご自身の教員人生の経験から「学校英語教育の変遷 -This is my life-」のお題でお話をいただきました。これまで様々な英語教育を実践してきているが、国が示す達成目標に到達していない理由は何なのか。他国の英語教育にかける授業時数の違いや日本の英語教育の研修の在り方など、現場で感じている問題点を挙げていただき、特に今後重要視されていく小学校の英語教育について考えるきっかけをいただきました。髙橋美早樹先生のプレゼンテーションでは、教職大学院を修了後の新採用から4年間の教員生活の中での喜びや悩みなど、これから教員になる現役生にとってとても参考になるお話をしていただきました。様々な直面する課題に対して、解決・改善策を考え努力されている姿がとても印象に残り、私たち教師も日々学び続けなければならないことを改めて思いました。そして何よりも、先生と児童との関係がとても良好であり、しっかりと生徒との信頼関係が築かれているのだと感じました。
その後、教職大学院の笠原陽子教授より行政にて経験したことを「言葉」に変えてプレゼンテーションをしていただきました。その当時、発想の転換をもとに与えられた課題に対して取り組み、その際に整理した2つの柱『学校を「組織」としてどう支えるか』『「すべての子どもたちが、今いる場(地域)で生活し、学んで良かった」と言える環境を作る』についてお話をいただきました。そして、これからの学校は、共に学び、共に育つ共生社会の実現を目指していくことが大事な任務であり、そしてその任務における我々教師の使命や責任を改めて感じることができました。
フォローアップ研修会の後は懇親会が行われ、食事をしながら楽しく様々な話をしました。この研修会はもちろん、日々の教職大学院での生活で得た繋がりを大切に、残りの大学院生活での勉学に励んでいきたいと思います。

現職 A.N