第2回フォローアップ研修に参加して

2012.12.04

12月1日(土)、第2回のフォローアップ研修に参加しました。
午前中は、お二人の先生による講演がありました。前半の山口教授の講演は、授業目標というものについての見解をお話していただきました。独特の楽しい語り口と鋭い見方による先生のお話を通して、目標のあり方を教師がきちんと理解し、授業に位置づけていくことが必要であることを改めて考えさせられました。後半の小松教授の講演では、教育というものは多面的に、俯瞰的に捉えて考えていく必要があることが感じました。普段の授業や学校課題研究でのご指導でお話を聞いていると、教授の引き出しの多さに驚かされることが多いのですが、先生のこれまでの関心や研究歴などを聞き、納得できました。教育は閉鎖的な世界であると捉えられますが、いろいろな視点から考えてみることは必要なのかもしれません。
そして、お二人のお話を聞いて何よりも感じたことは、この日のお話は、地道に長い時間をかけて研究してきたからこそ語ることができるお話なのだろうということです。私たち現職院生は、幸運にして今年1年間、教職大学院という場で学んでいますが、来春現場に戻ると、このような時間をもつことは難しいでしょう。しかし、ここでの学びを学校での実践に役立てながら、教師としての経験を積み、力量を上げて、今日講演をしていただいたお二人の先生方のように、自分たちの経験を若い教員たちに教え伝えていけるようになりたいものです。

(現職院生・H.M.)