関西大学初等部を見学しました(その2)

2012.06.20

6月14日(木)に、教職大学院の井出教授、堀田教授および、現職院生5名で関西大学初等部を視察させていただきました。関西大学初等部は大阪府高槻市にあり、初等部、中等部、高等部の児童生徒が同一キャンパスで学んでいます。まず驚いたことは、学校の環境の素晴らしさです。電子黒板や実物投影機、コンピュータなどのICTの充実はもちろん、教室やメディアルーム、ライブラリー(図書館)など様々な環境が子どもたちの興味関心や学びを視点に整えられていました。
次に考えさせられたことは、思考を可視化する考え方です。「考えるという言葉を使わないで子どもたちに考えさせる」というお話を聞き、これまで自分があまりにも簡単に「考えよう」という言葉を使っていたことに気づきました。参観させていただいた2年生、3年生の授業では、これまで学んできた思考スキルを意識した学習が行われていました。効果的にシンキングツールを使う子どもたちの姿を見て、思考スキルが着実に身に付いていることがわかりました。今回お話を聞かせていただいて、考えることを可視化すること、子どもと共にルーブリックをつくることで、思考力が明確に身に付いていくのだと思いました。 また校内研究のあり方についても学ばせていただきました。
大変お忙しい中、学校の経営方針や思考力育成について話をしてくださった校長先生、教頭先生、黒上教授、校内を案内してくださった教務の長戸先生、また、授業を公開してくださった塩谷先生、今宮先生、心より感謝しております。本当にありがとうございました。

(現職院生・I.I.)