研究会での学び

2022.06.02

教職大学院には現在3つの研究会があります。それぞれの学びをご紹介します。

1 玉川国語教育研究会

玉川国語教育研究会は、今年度で創設10年目になる研究会です。松本修先生、西田太郎先生(東京福祉大学専任講師)を顧問に、週に1度活動しています。
活動内容は、国語科の教材研究と、授業や問いの検討です。教材研究は主に表現分析的な視点から行われます。教材の魅力はどこにあるかを考え、その魅力を活かしつつ、生徒の読みを引き出していくにはどのようにすればいいか、活動や問いの検討を通してみんなで考え合っています。
玉川国語教育研究会では、国語科以外の検討を行うこともあります。今年も数学科専門のメンバーが自身の研究内容について発表し、検討を行いました。教科や校種に縛られず多くのメンバーが集まることによって、他教科から学びを得たり、多角的な視点から検討を進めたりできるのも、当研究会の魅力です。
今年も松本先生を慕って多くのメンバーが集まり、にぎやかな研究会になりました。互いの専門性や発想を活かしあいながら、これからも楽しく、高めあって行ければと思います。

SM2年 N.S

2 TIC 玉川インクルーシブ教育研究会

TIC教育研究会は、安藤正紀教授が顧問をされている特別支援教育を学ぶ会です。現在は、月に1回金曜日の夜間にオンラインにて活動しています。現在教職大学院に在籍している学生、OB、OGや特別支援関係の仕事をされている方々と一緒に学ぶことができて、貴重な交流の場となっています。
5月の活動は、「佐藤浩一『学習支援のツボ』(北大路書房 2014年)を読んで」というテーマでメタ認知について学習しました。事前に参加者が本を読んで、まとめてきたことをグループに分かれて意見交換をしました。メタ認知に課題がある発達障害の子どもの支援方法について意見を出し合い、活発な議論となりました。OBの方が実際に取り組まれている小学校の授業実践についても紹介があり、実践的なことも学ぶことができました。
今年度は、特別支援の専門家の方を講師にお招きして学習会を開催する予定です。実際に仕事をされている方からお話を聞いて学びを深めていきたいと思います。

SM1年 R.S

3 TEL

私たちTEL (Tamagawa English Lab)では、昨今の英語教育に着目してどのようなアプローチをしていくと、より良くなるのか様々な視点から和やかな雰囲気で話し合いをしています。2022年4月より設立したこともあり、TELのメンバーは未だ少人数なので是非とも多くの方に参加していただきたいと考えています。また、教職大学院生のみならず学部生も参加しているので所属や学年を問わず、多くのことを勉強できると思います。
現時点での活動内容として、「お題を持ち寄って英会話」「授業動画を視聴」「学習指導案を検討後に模擬授業を実施」など提案されています。TELは新設したばかりなので、様々な企画を提案いただけると更に学びの深まる場になるはずです。
TELの活動は、火曜日の9・10限と設定しています。活動日によって、活動内容や活動場所が異なってくるので参加を希望される方は、
西村先生(nishimura@edu.tamagawa.ac.jp)までご連絡いただければと思います。
TELメンバー全員、皆さんとお会いできることを楽しみにしています!

SM1年 R.N

玉川国語教育研究会の様子
TELの様子