第1回フォローアップ研修

2023.08.17

6月24日(土)に第1回フォローアップ研修が開催されました。本研修では①修了生によるプレゼンテーション②ブレイクアウトルームディスカッション③教授によるプレゼンテーションの3つのプログラムを実施致しました。

まず、①修了生によるプレゼンテーションでは、松尾先生と福井先生にお話ししていただきました。
松尾先生は、「玉川の丘で学んだことと今の私」というテーマでお話しされました。院生にはイメージが掴めていない指導主事の役割や、玉川で履修できる国際バカロレア(IB)の概要から、教職大学院の学びと今後の教育の関わりについて紹介していただきました。教職大学院の多様な学びの中での一歩一歩を大切にして、今後の教育を担う身として精進していきたいと思いました。
福井先生は「いのちの学習~牧場体験、ヤギ飼育体験を通して~」というテーマでお話しされました。「ヤギの飼育により子どもたちは主体的に学びに向かっていき、誕生や葬式といった様々な経験から一人ひとりのいのちの役割を見つけ、これを果たす力を身に付けるようになる」という実践には非常に驚かされました。学校の飼育小屋が減少しつつある現状において、「いのちの学習」を如何に実践していくべきか考えていく必要があると思いました。

②ブレイクアウトルームディスカッションでは、SM・現職・修了生・教授により8~9名のグループをつくり、意見交流を行いました。私が参加したグループでは、修了生のプレゼンテーションの感想や教育現場の課題について話し合うことができ、今後の教職大学院での学びを見つめ直す良い機会とすることができました。

③教授によるプレゼンテーションでは、西村先生に「英語の授業について考える」というテーマでお話していただきました。英語に対する苦手意識や、暗記を目的とした英語教育の改善に向け、教科書を1年間で5回繰り返して学ぶ「5ラウンドシステム」というカリキュラムを紹介してくださいました。様々なアプローチから教科書を捉えるという手法は、他教科のカリキュラムにおいても実施を検討すべきではないかと思いました。

研修後には親睦会を行いました。普段お会いすることができない方々と様々なお話をすることができ、非常に充実した時間になりました。
第2回フォローアップ研修の開催予定日は11月となっております。今回参加していただいた方々は勿論、ご都合によりご参加いただけなかった方々もご参加いただければ幸いです。

(SM1年 T・T)