第2回フォローアップ研修

2023.12.19

11/25(土)に第2回フォローアップ研修会が行われました。今回も①修了生プレゼンテーション、②グループディスカッション、③教員プレゼンテーションの3つのプログラムで実施しました。
修了生プレゼンテーションでは、坂本先生と大村先生にお話ししていただきました。
坂本先生は「修了してからの2年目」というテーマでお話されました。坂本先生の初任から現在までの学校での経験や実践をもとに、教職として大切な考え方や行動についてお話しされていました。教員を目指す院生にとっては、教える仕事だけでない人間関係や報連相の重要性を強く感じることができました。
大村先生は「魅力ある国語教育を求めて~子どもたちと歩んだ21年間を振り返る~」というテーマでお話しされました。先生が実際に行っている単元からどのようなことを考え、実践しているのかお話しされていました。お話しの中で子どもの興味関心に繋げた学びの在り方や共同体の中で作り上げる学びという観点が共有され、理論と実践の往還を感じるものでした。
グループディスカッションでは、SM1年生が専門実習中であったので、実習での難しさを感じていることなどを相談、共有を行いました。グループディスカッションを通して、SM1年の悩み事が解決するだけでなく、授業の構成や準備などの教員のスキルについて校種を超えて、様々な共有がされました。
教員プレゼンテーションでは、成川敦子先生が「知的障害・発達障害のある人の社会的トラブルと学校における危機介入支援の在り方」というテーマでお話しされました。知的障害などを抱える子どもたちの学校や社会における「負のスパイラル」があることが挙げられました。その問題に対して、学校などが有効な援助としてKeep Safeプログラムなどを活用し、子ども自身が自分に対しての認知を行うことなどの方法について、教えていただきました。
今回のフォローアップ研修会も、たくさんの学びがあり、大変充実したものでした。今回、ご都合により参加できなかった方々も、次回のフォローアップ研修会にはご参加いただければ幸いです。

(SM1年 R.E)