玉川学園小学部低学年の授業公開に参加しました

2012.01.30

1月27日(金)に、玉川学園小学部低学年(1-4年生)において「玉川学園のICT活用のこれから」というテーマで授業公開が行われました。教員や企業の方々をはじめ約200名が参加し、現職院生数名も授業を参観させていただきました。
低学年では今年度の夏に87インチの電子黒板を導入しました。そのお披露目と5ヶ月の成果の公開を兼ねて全学級の公開授業が行われました。公開授業では、事前に準備した教材スライドを活用したり、実物投影機で映し出したりと、授業や児童の発達段階に応じた活用を行っていました。
公開授業後、渡瀬教育部長から電子黒板導入に向けての期待度と実際導入しての満足等、教員を中心としたアンケート結果の報告がありました。この報告から、低学年の先生方が前向きにICTを活用していることがわかりました。また実際にICTを活用しての問題点や課題等も現れ始め、こうした課題の克服に向けてさらに期待が持てました。
最後に、教職大学院の堀田教授の講演で、玉川学園の伝統的な文化とICT活用の共存や、公立小学校の現状、そして玉川学園のICT活用のこれからについて提言がありました。それは「確実な習得のためのICT活用」「習得したことを活用するICT活用」「誰にでも可能で透明化するICT活用」「中学年・高学年へのより強固な接続を見越したICT活用」の4つでした。
私は中学年(5-8年生)から学内派遣で教職大学院に来ていましたが、4月から中学年に戻ります。この4つ目の提言を現実に近づけるための努力が必要であることを再認識しました。

(現職院生・K.H.)