教職専門実習を終えて
2024.01.31
9月25日(月)から12月1日(金)までの10週間でSM1年11名の教職専門実習が終了しました。10週間というこれまで経験したことのない長期間の実習に不安もありましたが、これまで学んできた理論や技術を実践できる良い機会にもなりました。大学4年次に行った教育実習では期間が3週間、4週間と短く、毎日の業務に手一杯になってしまい、「授業を行う」という教師の一側面しか学ぶことができませんでした。しかし、今回の教職専門実習では10週間を通して、授業はもちろん、校務分掌、職員会議、部活動指導、書類作業など様々な教師の仕事を学ぶことができ、「教師」という職業の輪郭を少し明確にすることができました。
私がこの教職専門実習で自身に不足していると感じた点は「教材の深い理解」、「授業回数(場数)」、「生徒との継続的なコミュニケーションによる信頼感」、「学校業務に必要な諸能力」です。これらの今、自身に足りていない点を正規の教員となる前に気付くことができた点が、この教職専門実習の意義の一つであったと考えさせられました。今後、大学院にて自分が学習しなくてはならないことを具体的にすることができました。また、教育現場に入り、教師として求められる資質・能力についてだけではなく、現在の教育現場の課題なども多く発見することができました。これらの教育現場の課題や教材の開発、発見をSM2年次に行う課題研究にて深めていきたいです。
(SM1年 K.H)