「学校課題研究」最終発表会
2024.02.14
1月25日(木)、「学校課題研究」最終発表会が玉川学園内で行われました。4月にテーマ発表を行ってから約9か月間、教育現場で抱えている課題について考え、その解決につながる研究に取り組んできました。実際に学校で検証授業を行ったり、アンケートやインタビュー調査をしたりして研究を深めた院生が多くいます。
論文の執筆、提出、口頭試問を経て、この日に今年度の修了生19名が研究の成果を発表しました。研究内容は、表のように多岐に渡っていました。今後も課題意識を持ち、より一層研究を深め専門性を高めることができる、学び続ける教師でありたいと思います。
院生一人一人のよさを引き出しながら親身に向き合ってくださり、丁寧にご指導くださった先生方をはじめ、私たちの研究に協力し携わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。そして、発表会の運営を進めてくれた1年生のみなさん、一年間ありがとうございました。
(現職 H.S)
発表者 | テーマ |
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品田隆介 | インクルーシブ体育の実現に向けた「交流及び共同学習」における児童の意識に関する研究 ―小学校低学年のアダプテッド体育の授業を通してー |
大下ミリア | 数学を日常と関連付ける問題づくりの研究 ―指導方法の検討と日常生活の数学の必要性の定着に着目して― |
豊田悠太 | 数学的な見方・考え方に気づく児童用ルーブリックの活用と効果 ―小学校第5学年「図形の角を調べよう」での実践を通して― |
小山夏奈 | 中学校数学科における感情を記録した教訓帰納の学習効果 |
岡﨑翔太郎 | 地理の学習における多文化共生に向けた資質・能力を育てるための授業 ー中学校 社会科 地理分野「オセアニア州」の学習を通してー |
前原舞乃 | よりよい人間関係を育成する学級づくり −TAP を活用して− |
髙橋美愛 | 土地の成り立ちや特徴を踏まえた豪雨時における防災教育 |
將基面実保 | 中学校外国語(英語)における「主体的に学習に取り組む態度」の指導と評価 -自己調整学習に着目した授業実践による研究- |
深松俊介 | 作詞を通して言語感覚を養う授業デザイン |
沖田美緒 | 科学ニュースの読解力を高める指導法の検討 -科学の不確実性を中心に- |
石井翔悟 | ロイロノートの相互参照を用いた文章構成力を養う学習デザイン –共有ノートを使用した「提案文を書こう」を事例として– |
篠﨑絵里香 | 文学教材の「読みの交流」を通したインクルーシブな授業づくり -「プラタナスの木」の単元を事例として- |
澁澤宏美 | 小学校音楽科を核としたSTEAM教育の一提案 |
今川健治 | 教員一人一人の資質・能力を高める人材育成 ―若手教員を対象とした「マイクロOJT」を通して― |
長澤亮 | 5ラウンドシステムの授業における、話すこと(やり取り)の効果に 関する検証 -生徒の発話に着目して- |
吉田龍平 | 社会科におけるゲーミフィケーション的授業デザイン ー桃太郎電鉄教育版を使用してー |
小関隼 | パフォーマンス課題における課題設定と学習効果の基礎的研究 -真正な課題に対する生徒の取り組みに着目して- |
小森武尊 | キャリア教育における自己理解能力の育成について −中学生の職場体験における事後学習指導の工夫− |
斉藤大地 | 生徒の「満足感」向上を促すための授業デザインに関する一考察 ―学習振り返りシートを活用したアドバイスの効果について― |