第1回模擬授業

2024.06.17

教職専門実習に向けて、SM一年生が先生方やSM二年生、現職院生に模擬授業を見ていただきました。今回は一名が小学校算数科、私が中学校国語科の授業を行いました。
小学校算数科の模擬授業では、数の性質が可視化された道具を使った具体的活動を通じて、量感を伴う理解に繋げる授業づくりについて理解を深めました。明確で分かりやすい授業構成や、様々な活用ができる道具が好評でした。学習者が一年生であるため、段階をより丁寧にふみながら発問することや、児童役からの疑問を受けて見やすくひと目で分かる図にすること等の提案がありました。

中学校国語科の授業では、本時の学習課題の導入として用意した2つの小さい問いに想定以上に時間がかかり、予定よりも進行が遅れる形となりました。その結果、授業者が焦って積極的に解説をしてしまい、模擬授業後には「授業者が話しすぎていた」というアドバイスをいただきました。
解決策として、口頭で確認したり、ワークシートへの書き込みを相互参照したりするといった、スムーズに確認する手立てを用意するべきであったと学びました。また、導入として2つも問いが必要であるような課題の設定がそもそもの問題であり、すぐに生徒が考え出せるような、考えやすい問いを考案するべきだというご指導もいただきました。
このように、様々な視点からご指導をいただくことで、普段学んでいる国語科学習の理論だけでは得られなかった気付きを得ることが出来ました。この学びを、教職専門実習や現場で活かせる課題研究の構想に繋げてまいりたいと思います。

(SM1年M.S)