FU研修①
2024.07.08
6月22日(土)に第1回フォローアップ研修が開催されました。私たち1年生にとっては、修了生との初対面の場であり、教育現場に繋がる多様な方々との交流の機会となりました。
まずは、修了生のプレゼンが行われ、増田先生は、玉川での学びとご自身の経験を基に「つながりとひろがり」というテーマでお話しされました。学生時代の縁と人とのつながりが将来教員になった時のチャンスや成功に繋がるという内容は、今後の学びに向かう姿勢をより前向きに変えてくれるものでした。
続いて、中西先生は、「SMとしての学びと勤務校での経験」というテーマで、自らの教員生活を共有しながら、学校現場のリアルを届けて下さいました。大学院での経験と現場での学びとのギャップに悩みながらも、目の前の生徒と向き合い続ける姿が印象的で、「変化に対応しながら、学び続けること」も教員として大切なことであると改めて感じました。
ディスカッションは、教授、修了生、現職教員、現役生(1年・2年)が別のグループに分かれ、それぞれの立場で現状について楽しくお話ししながら意見を交流することができました。
最後に、教授プレゼンとして、高岡先生が北方領土教育をテーマに、社会問題への関心を高める授業づくりについて伝えて下さいました。教育を通して、自分ごととして社会問題の解決に目を向けられる子どもの姿に期待しながら、教員として何ができるかということを今後も深く考えていきたいです。
教員になって困難に直面した時、どのように対応すべきか、思い悩む経験はこの先多く経験することと思います。私自身も実習で授業をしていた時、想定していた反応が得られなかったということがありました。
しかし、立ち止まった時、自分自身の考えを改めたり、行動を起こしたりする手助けとなるのは、現場に繋がる多様な方々と交流してきた経験なのではないかと感じます。教職大学院は、現職教員との授業も多くあるため、「現場の声」が常に身近にあります。日頃会話する中で、自らが思い描く教育と現場の実態とのギャップに気付き、それが必ずしも上手くいくわけではないということを考え始め、ではどうすれば自分の理想を届けられるかという新たな課題に向き合い始めるなど、そんな風に毎日モヤモヤを繰り返していますが…。このように何事にもじっくり向き合えるのも学生のうちですし、大学院の良いところです(笑)。
現場では、子どもとの関わりの中で常に臨機応変な対応が求められます。また、新しいことの繰り返しの中で直面する課題と向き合い続けられる精神力も求められます。大学院時代に沢山の方々と出会った経験や、粘り強く取り組んできた「研究の目」が、将来の私自身を後押ししてくれるはずです。
長々と述べてきましたが、最後に…
「教員の後輩」となる私たちに向け、学びを後継してくださるOBの先輩方に感謝申し上げます。
【第2回フォローアップ研修開催日】:2024年11月23日(土)
(SM1年H.N)