「学校課題研究」最終発表会

2025.02.25

1月30日(木)、「学校課題研究」最終発表会が玉川学園内で行われました。4月にテーマ発表を行ってから約9か月間、教育現場で抱えている課題について考え、その解決につながる研究に取り組んできました。実際に学校で検証授業を行ったり、アンケートやインタビュー調査をしたりして研究を深めた院生が多くいます。

論文の執筆、提出、口頭試問を経て、この日に今年度の修了生16名が研究の成果を発表しました。研究内容は、表のように多岐に渡っていました。今後も課題意識を持ち、より一層研究を深め専門性を高めることができる、学び続ける教師でありたいと思います。

院生一人一人のよさを引き出しながら親身に向き合ってくださり、丁寧にご指導くださった先生方をはじめ、私たちの研究に協力し携わってくださった全ての方々に感謝申し上げます。そして、発表会の運営を進めてくれた1年生のみなさん、一年間ありがとうございました。

(現職 H.B)

【論文タイトル】
1 廣田鉄平 リズムに着目した「短歌・俳句」教材の学習デザイン-「等時音律説」より「拍の原稿用紙」を用いて-
2 川﨑 琉 生徒の持つ単語の意味のイメージに着目した語彙指導-オリジナルストーリーからの意味推測-
3 田代桃子 理科における身体化認知の統合に関する研究-小学3年生「たいようとかげ」の単元を通して-
4 宇田圭佑 初めての異動で通常の学級から特別支援教室を担当する教員の困難について-半構造化インタビューを通した困難の質的データ分析-
5 岩切大樹 倫理的判断をもとに意思決定力を高める授業デザイン-高等学校公民科公共「ふるさと納税」の学習を通して-
6 山口雅弘 中学生の数学における「学びに向かう力等に関する意識」に関する研究-「成績」及び「振り返り学習」との関連について-
7 外崎瑞代 自立して学び続ける児童を育むための授業改善-自由進度学習を取り入れた実践を通して―
8 土田 翼 中学校社会科における地歴連携型授業の開発と実践-歴史的分野「産業や交通の発達」を事例として-
9 馬場 仁 若手教員の授業力向上のための生成AIの利用-ALACTモデルによる対話と振り返り-
10 藤原有志 数学的論理の中学校における学習指導と転移
11 川又 翼 知識構成型ジグソー法を用いた生徒の自己有用感と数学の学習意識の変容-中学校2学年「一次関数」の学習を通して-
12 関口達大 生成AIを活用した理科の授業リフレクション
13 佐藤美由紀 「少年の日の思い出」における要点駆動の読みを支える読みの交流
14 富永香苗 小学校国語科文学教材の「読みの交流」を通したインクルーシブな授業づくり -第2学年の教材「なまえをみてちょうだい」を事例として-
15 遠藤 蓮 SNSの科学ニュースの読み方を学ぶ折り紙教材の開発
16 阿久津彩 子どもたちの地域への愛着を育てるための効果的な白地図活用の在り方-社会科と総合的な学習の時間をつないで-