第1回フォローアップ研修
2025.06.26
6月21日(土)に第1回フォローアップ研修が開催されました。本研修では、修了生のお二人が講義をしてくださいました。
近松先生の講義では、現在勤務されている学校で教科担任制が導入され、教員の働き方改革が進んでいる様子について学ぶことができました。また、指導にあたって先生が工夫されている点についても紹介がありました。特に印象的だったのは、生徒指導の方法です。生徒指導や保護者対応の際には、児童の情報を日ごろから記録しておくことが重要であるというお話がありました。近松先生は、児童一人につき1ページの手帳を用意し、そこに児童の様子や支援に関する情報を記入しているそうです。こうした記録があることで、保護者からの質問にも的確に答えることができ、信頼を得ることにつながるとのことでした。これは、今後私たちが教員として働く際にとても参考になる考え方だと感じました。
小塚先生の講義では、「教員が行政とどのように関わっていくのか」というテーマで学びを深めました。これまで私は、教育現場と行政は距離があるというイメージを持っており、現場の課題が行政に伝わりにくく、解決までに時間がかかってしまうという問題を感じていました。しかし、講義を通して、教育現場から積極的に行政と関わり、課題解決に向けて働きかける方法もあることを知ることができました。
これらの講義を通して、我々ストレートマスター1年生が、現場の実情をより具体的にイメージできるようになったと感じています。
研修後のディスカッションでは、教授、修了生、現職教員、現役生がグループに分かれ、それぞれの現状の課題や、現場での嬉しかった経験などについて意見交換を行いました。
最後に、今井教授から「教職大学院で養成する人材像」についてのお話があり、私たち現役生それぞれが、改めて「教職大学院で何を学びたいのか」を確認する良い機会となりました。
(SM1年F.S)




