学級経営案を検討しました

2011.12.06

12月5日(月)の「学級経営の実践と課題」の講義では、現職院生によって学級経営案を作成し、その書き方について検討しました。ご指導は澤田妙子准教授です。
普段、現場で書いている経営案はA4 1枚の裏表が一般的ですが、今回はさらに具体的な経営案を作りました。澤田先生は、学級目標は学校目標をもとに書くものであり、学級をどのように運営するかが具体的に書かれていなくてはならない、とおっしゃいました。ただ目標が書かれているだけではなく、その目標をたてる前に児童の実態分析がなされ、その分析から大まかに目標を立て、その目標を具体的にしていきます。また、澤田先生は、学級経営では何を一番に重点におかなくてはならないか、ということを念頭におく必要があるとおっしゃいました。
今回、私の経営案で最も重視したのは、授業の充実です。教職大学院で学んだことを経営案に反映させました。それから、学習の達成目標をただ書くのではなく、達成目標に関しての手立てやその手立てが有効であったかを評価する項目を載せました。これは、学校評価の項目をもとにして作りました。計画と評価は表裏一体となっていなくてはならないと思います。実践を評価し、次につなげていくことで、経営力を身に付けていくのだと思います。
これから、若手を指導する上で、学級経営案を書く時は、どんな学級を作りたいのかを人まねでなく、自分の言葉で書けるよう助言したいと思います。人の学級経営案をまねる学級経営ではなく、自分がこんな子どもに育てたいという思いが表れてこそ、学級経営案は書けるものなのだと思いました。学級経営案を検討することで、学級経営案の重要性をさらに感じた講義でした。

(現職院生・T.G.)