「教員の在り方と資質の向上」でディベートをしました

2011.11.24

「教員の在り方と資質の向上」の授業で、西村准教授から「全国学力・学習状況」調査の調査結果を公表すべきかどうか?」というテーマをいただき、現職院生で集団ロールプレイとディベートを行いました。役割は、学校側として校長、教務主任、学年主任、指導主事、教育委員会課長が与えられ、「非公開」の立場をとりました。保護者側としては「公開」を希望し、PTA会長、保護者、新聞記者に分かれました。
保護者側は「テストを受けて、やりっぱなし」「学校の指導力不足」「他の地域は公表しているのに」という意見を学校側に突きつけました。学校側は「テストの目的は順位付けではない」「誤答分析をし、授業改善プランをつくり、課題の改善に努めている」「学習困難者の特定などのリスクが生じる」などを理由に「非公開」の立場を貫いていきました。
今回のテーマはどちらが良いと判断できる問題ではありませんが、現職の多くは公開することのリスクの多さを懸念して「非公開」の立場をとっていました。来年以降、現場に戻りこうした問題と向かい合った場合に、学校としての対応をどのようにすべきか考えさせる授業でした。

(現職院生・K.H.)