中学校英語の授業を参観しました

2011.10.24

10月19日(水)、現職院生の高橋、増田と、ストレートマスター2年の山田が、三鷹市立第三中学校の英語の授業を参観しました。講師の先生は、リベラルアーツ学科の佐藤久美子教授です。中学校3年生の英語の授業でした。小学校の外国語活動とはどのように違うのか、小学校外国語活動で学んだことがどのようにいかされているのか、興味深く参観させていただきました。
本時の目標は、「間接疑問文が表す内容を理解することができる」「間接疑問文を使ったやり取りをすることができる」の二つです。クラスルームイングリッシュを使って、テンポよく授業を進めます。そのインタラクションの上手さと英語力に、さすがは中学校の英語の先生、と感心しました。
今回の授業では、「高校でどんなことをしたいか」をカードに記入したものを回収し、ランダムに配布していました。自分のところには、誰のカードがくるかわからないわけです。そして、自分が聞きたい人の情報をもっているか、「Do you know what Mr.○○ wants to do next year?」と、聞いてまわります。最後に、前に出て、何人かがプレゼンしました。自分の情報を他の人に言われるのは、少しはずかしいようでしたが、生徒たちには笑顔もありました。担当の先生と、子どもたちのインタラクションがしっかりとれた授業だと思いました。
講師の佐藤先生からは、「ペアワークよりも、グループ活動で、しっかりとした会話文を作るべきであること、前に出てスキットショーを行い、その会話が正確なものかどうかをほかのグループが聞いて、黒板に書き写すなどして、正確な文章を使うことができているかを評価するべきだ」というお話がありました。ペアワークにすると、相手を頼ってしまったり、学習した文を最後まで言わないでいい加減に終わらせてしまうこともあります。中学校英語では、習得を念頭に入れながら、コミュニケーション能力も身に付けなくてはならないという点で、アクティビティも工夫する必要があると感じました。今回も、貴重な経験になりました。

(現職院生・T.G.)