教科書を読解せよ

2011.10.11

金曜日には、堀田教授と谷准教授による「授業技術の研究と実践」があります。先週と今週の2週にわたり、算数と社会科の授業技術について学びました。
堀田教授は、教科書の読解を勧めます。実際に教科書を使って検討しながら学んでいきます。ストレートマスターと現職院生とが同じグループになって学ぶのですが、ストレートマスターの新鮮な考えが刺激になります。また、私たち現職院生もストレートマスターにアドバイスしながら、学んだ知識を関連付けながら定着化していくことを感じます。
10月6日(金)は、5年生の社会科の教科書について学びました。2つの違う会社の教科書を比較しました。2つとも漁業の現状と課題について書かれていました。片方は、漁業に携わる根室港の方の話をもとに、漁業の抱える悩みについて考える学習。もう一方は、漁業がどのように変化してきたのかをグラフで読みとる学習が中心でした。同じ教科書でも、教える内容に差があることがわかりました。両方とも学習指導要領に基づいて作成されています。その教科書を採択する地方自治体の判断によって、指導内容が違ってくることを知りました。
社会科は、自分の足で情報を得る、本物を伝えるということが大切だと感じていましたが、そのためにも、教師が教科書をしっかりと読解できることの重要性を、算数に引き続き強く感じました。

(現職院生・T.G.)