『授業技術の研究と実践』の講義がありました

2011.09.26

いよいよ秋学期が始まりました! 初回からすべての教授陣が、熱の入ったご指導をしてくださっています。おかげさまで我々大学院生は、たとえ世間が祝日でも気を引き締めて学ぶことができています。
本日は、堀田教授と谷准教授による「授業技術の研究と実践」第1回目の講義がありました。受講者は、教育学研究科の院生も合わせて17名です。
本日は堀田教授の担当です。堀田教授による講義は全7回あります。
まずは、講義全体の見通しをもつためのオリエーンテーションがありました。
その後、「技術」について定義するためにみんなでディスカッションしました。ここではストレートマスターのみなさんから、いい意見がたくさん出ました。

堀田教授による「技術」の特長の解説

  • 技術とは、(1)多くの人によって積み重ねられ、(2)人々に一定の恩恵をもたらすもの。
  • 技術を施す側は、努力して技術を身につけている。(いつでも体現化できること)
  • 技術を施される側(児童)は、技術を施す側(教師)の持つ技術の優劣によって、受けられる恩恵の度合いが変わる。

堀田教授は、児童の学びとは、教師の授業技術によって保障される。従って、しっかりとした授業技術をもつことが重要であるということを熱く語られていました。
私は、全くその通りだと思いました。教職大学院にいる間、自分が身に付けてきた技術をさらに磨くとともに、若手教員にそれを伝える術を大いに学びたいと思いました。

次に、様々な参考文献から、授業技術に関する世の中の動向についてや、教員養成および教員研修での取り組みを紹介され、授業技術がどのように意識されているかについて理解することができました。また、授業技術を磨く方法や、授業技術の研究のあり方について、問題提起がなされていることを学びました。

私は、今回の講義を受けて2冊の本を必ず読もうと思いました。一つ目は、向山洋一「授業の腕をみがく法則」(明治図書)、二つ目は、田中耕治「時代を拓いた教師たち」(日本標準)です。この2冊の本からしっかり学んで理論と実践を融合し、今もっている授業技術を形式知にまで深めたいと思いました。そして、更に高いレベルの授業技術を身に付けて児童の学びを保障していきたいと思いました。

(現職院生・I.S.)