『児童英語の実践』が始まりました

2011.09.26

本年度から本格的に始まった外国語活動。その指導に悩まれたことはありませんか。教職大学院では、外国語活動についても実践的に学ぶことができます。
玉川大学のリベラルアーツ学部は、小学校英語補助教員認定システム団体になっています。つまり、小学校に派遣される英語補助教員を育て、認定しています。
『児童英語の実践』では、リベラルアーツ学部の佐藤久美子教授と山下千里助教に学びます。1回目の講義は山下先生。山下先生は、以前、企業で英語研修の担当をなさっており、その後、学校で百回以上の研究授業を見たそうです。小学校の英語活動に携わって感じたことを教えていただきました。教育には理念が必要であること、企業にいると、企業の教育理念を徹底するが、学校現場では個々に違った教育理念を持っている。そこで、担任の教育理念をもって指導にあたる必要があるのです。外国語活動を通して、クラスの子が、どんな子になってほしいのかを明確にして指導しなくてはならない、ということを学びました。ただ、小学生に思いをもたせることは難しい。Do you like dogs? と聞かれて、英語を母国語にもつ子どもたちは、YesかNoで答えますが、日本人は、小さいのは好きだけど、大きいのは…と言ってしまうのだそうです。英語は、どちらかを言わなくてはならない難しさがあるとおっしゃいました。はっきり答える部分を育てることの大切さを学びました。
この日は、さまざまな英語の歌やチャンツを学びました。歌やチャンツのよさって何でしょう?何度繰り返してもいやにならないために、歌やチャンツを行うのです。何度も繰り返せる、はキーポイントで、Inputにつながります。Outputを増やすためには、Inputを増やさなくてはならないのです。この日は、Hello song やGood bye song といった基本的な歌から、Early to bed and early to rise、 Ten fat sausages、 Five little monkeys、Candy candy など、振付を入れながら、どのように指導していくか、具体的に教わりました。外国語活動をするときは、普段から、テンション高くすることや笑顔を大事にしていくことなど、先生が本気にならないと、子どもも本気にはならないということもわかりました。今後もさまざまな実践を体験し、どんな場面にも対応できる実践力を身に付けたいと思います。

(現職院生・T.G.)