「メディアとのつきあい方学習」の学習会に参加しました

2011.07.11

「情報活用能力の育成と学習指導」という堀田教授の講義が春学期にありました。学校図書館には何があり、どのように利用するのか、調べ学習をどのように指導すればいいのか、発表活動をどのように設定するのか、児童に育てたい力のイメージなどについて、具体的・実践的に学ぶことができました。
その講義の一環で、7月9日(土)に「メディアとのつきあい方学習」の学習会に参加しました。場所は東京大学赤門のそばの福武ホールです。北は山形県、南は徳島県、他にも岡山県、静岡県など、全国から口コミで参加者が集まっていました。参加者のほとんどが教員、または指導主事でした。
メディアとどうつきあっていくかについての指導をどう行うかについて、手引となる「メディつき授業パッケージ」が披露されました。「広告のポスターを調べよう」「学級新聞を調べよう」「新聞記事を調べよう」「テレビ番組欄を調べよう」「ラーメンパッケージを調べよう」「プロフの特性を調べよう」「商品のCMを調べよう」「架空請求メールを調べよう」など、この授業パッケージがあれば、誰でも授業することができそうです。教材、ワークシート、スライドなどがダウンロードできることに驚きました。とても見やすく、初めての先生でも、指導できると感じました。明日からでも現場に戻って、授業を行いたい、と思うようなものばかりでした。
学習会の最後に堀田教授の講演がありました。私が学んだことは以下のような点です。

  • メディアはすでに生活に組み込まれていて、メディアとうまくつきあっていく必要がある。
  • 「メディアとのつきあい方」を学ばせるのであって、「パソコンの操作法」を学ばせるのではない。
  • メディアによってたくさんの情報を得られる反面、それによってイメージをすりこまれている場合がある。
  • 伝える側には意図があり、受け手はその意図を理解する必要がある。
  • 情報を発信する学習と情報を読み解く学習はバランスよく行う。

今まで漠然とはわかっていたつもりでしたが、今回、学習会に参加させていただいて、指導内容や指導方法がはっきり見えてきました。こういう具体的な実践が学べる玉川大学教職大学院でよかったと思いました。
「メディアとのつきあい方学習実践研究会」のみなさま、ありがとうございました。

(現職院生・T.G.)