英語活動の授業を参観しました

2011.06.28

6月22日(水)、学校課題研究の一環として、リベラルアーツ学科の佐藤久美子教授にご一緒させていただき英語活動の授業を参観しました。訪問したのは、町田市立成瀬中央小学校です。校内研究の授業参観と研究協議会に参加させていただきました。
同校の研究主題は「言語力を育てる小中一貫教育の推進」、副主題は「自分の思いや考えを豊かに表現できる子どもの育成」です。
この日の授業は、4年生の総合的な学習の時間における英語活動の授業でした。4年生では「自分の思いや考えをもち人に分かりやすく伝えることができる子ども」を目指す児童像として、研究を進めています。
早速授業を拝見しました。1時間の中で、さまざまな活動があるのに驚きました。はじめのあいさつ、Hello song、Candy Candy chant、Banana chant、Dance DVD、インタビューゲーム、絵本を楽しもう、Good-bye song 、 終わりのあいさつという順番です。
“Do you like ~?” を使って、さまざまなコミュニケーションを楽しんでいました。子どもたちが、院生や他の先生のところにもきて、“Do you like pineapple?”とインタビューしていました。アイコンタクトもしっかりできていました。
絵本の読み聞かせでは、“Five monkeys” のストーリーを聴きながら、劇化していました。子どもたちは、ほとんどみんながmonkeyの役をやりたがっていました。
担任の先生が、子どもたちを上手に英語の世界に誘っているのが印象的でした。
研究協議会では、「1時間の外国語活動の流れをつかむことができた。」「Yesという答えだけではなく、Noと言えるものもあった方がよかったのでは?」「クラスルームイングリッシュが身についている。」「決まったフレーズを毎時間行っていくことで、身につけられる。」など、さまざまな意見が活発に出されました。
最後に、講師の玉川大学リベラルアーツ学科の佐藤久美子教授から、以下のようなご指導を受けました。

  • 強くほめることが重要。ほめる言葉をたくさん知って、子どもたちに伝える。
  • Do you like apple? ではなく、Do you like apples? のように、名詞は複数形にする。
  • リズム感良く発声させる。
  • 絵本を活用する時には、(1)先生がスラーっと読むのを聴く。(2)先生の後に、単語を言う。(3)先生の後にフレーズを言う。といった順で、繰り返す読むこと。そして、毎回同じ質問をする(“How many monkeys?”、“Who is he?”など)ことが大切。

コミュニケーションのさまざまな形、それが子どもにどのような効果をもたらせるか、また、英語の語彙の量について、など、学校課題研究に向けて、いろいろなことが参考になりました。
町田市立成瀬中央小学校の先生方、佐藤久美子教授、ありがとうございました。

(現職院生:T.G.)