夏期集中講義「コンピュータと教育」第5日目

2013.08.15

猛暑の中行われた堀田龍也教授の夏季集中講義「コンピュータと教育」も最終日を迎えました。本日の講義では、教育の情報化についての誤解と様々な学びを通して変化した考えについてプレゼンテーションを行いました。
私は講義を受けるまで、ICTを主役だと思っていて、ICTを使って指導しさえすれば子どもにわかる授業ができると思い込んでいました。しかしそこには誤解がありました。主役は子どもであり教員であること、子どもの学力向上のために何を指導するべきか目的をもってICTを活用することが大切だということが、今回の講義で特に印象に残っています。
その他にも、校務の情報化として校務支援システムがあること、情報教育の指導の仕方についても学ばせていただきました。
しかしこれらは、子どもに学習規律を身につけさせることや、板書や教科書読解といった基礎・基本となる従来の授業技術に加えることで、はじめて教育活動の質の向上につながることを知ることができました。そのことから私は、まずは基礎・基本となる授業技術を身に付け、そこにICT活用を融合することで、子どものために自分自身できることから積極的に取り組んでいきたいと思います。
今回の講義では、たくさんのゲストの方々や実際に現場で活躍されている先生方の発表を聞き、仲間と考えを交換する機会があり、そこから自分の視野や考えを深めることが出来ました。私は、すぐに決めつけないこと、耳を傾けること、自分の考えを自分の言葉で相手に伝えることの大切さについても意識をもてたことは大きな学びとなりました。
また、今日の最終プレゼンテーションを通して、「子どものために」という思いをもち続けることが大切だと思いました。それぞれの立場によって考えや課題は様々ですが、私は、自分ができることを一つずつ取り組んでいきたいです。取り組みの一つとしてICTや校務支援システムを活用して、子どもと接する時間を大切にしていきたいです。

最後に、堀田龍也教授をはじめ私たちにアドバイスをいただいた全国の先生や企業の方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

(ストレートマスター1年・F.A.)