平成25年度日本教職大学院協会シンポジウムに参加しました

2013.12.12

12月8日(日),東京都千代田区の学術総合センターで行われた「日本教職大学院協会シンポジウム」に玉川大学教職大学院も参加しました。

日本教職大学院協会は,全国の教職大学院を設置認可された大学により設立された組織です。「より高度な専門性を備えた教員の養成と教職課程改善のモデルとなるという教職大学院の使命を果たすため,会員相互の協力を促進して教職大学院における教育水準の向上を図り,もって優れた教員を養成し,社会に貢献すること」を目的に活動をしています。玉川大学教育学研究科教育学専攻主任の坂野慎二教授,教職専攻の松本修教授は,協会の専門委員会の委員を務めています。

午前中は,文部科学省高等教育局長の布村幸彦氏より「教員養成の改革と充実等について」と題した基調講演がありました。続いて,文部科学省高等教育局大学振興課教員養成企画室より情報提供がなされ,特色ある教職大学院の取り組みの一つとして,玉川大学教職大学院の「実践的指導力のある小学校教員養成」の取り組みが発表されました。玉川大学教職大学院独自のカリキュラムの工夫が高い評価を受け,大変嬉しく思います。

午後は,協会に加盟している全大学によるポスターセッションが開かれました。玉川大学教職大学院からは馬場一平 現職院生が学校課題研究のポスター展示を行いました。10分間の個別発表の時間もあり,玉川での学びの内容を発表しました。

また,ポスターセッションと同時並行で,以下のパネルディスカッションが開かれました。

「教職大学院の更なる発展・拡充と質の向上」
パネリスト
 村山紀昭 氏(協力者会議主査・前北海道教育大学長)
 高乗秀明 氏(京都教育大学大学院連合教職実践研究科長)
 長野 正 氏(玉川大学大学院教育学研究科長)
 岸田正幸 氏(和歌山県教育委員会学校教育局長)
コーディネーター 
 加治佐哲也氏(日本教職大学院協会会長・兵庫教育大学長)

パネリストの方々からは,今後の教職大学院について,現状の課題とその解決策について提言がなされ,活発な議論が展開されました。長野教育学研究科長からは,私学である玉川大学教職大学院にみられる課題や,そこから全国の教職大学院,既存の大学院修士課程に通じる課題について,解決の提言がなされました。

教職大学院の更なる発展・拡充と質の向上に向け,玉川大学教職大学院のスタッフ一同一丸となって今後も取り組んで行きたいと思っております。日本教職大学院協会シンポジウム関係者のみなさま,貴重な機会を頂き,ありがとうございました。

(現職院生:O.F.)