「学校評価」について考えています

2013.12.18

「学校評価と学校づくり」では,福本みちよ先生から,「学校評価」を基にした学校づくりについて講義を受けています。受講者は現職4名。近年の教育政策による学校環境の変化を分析し,これからの学校づくりの在り方について「学校評価」を軸に考えています。
「学校評価」といっても,日本国内においては文部科学省から「学校評価ガイドライン」によって例が示されている範囲で,自治体毎,学校毎で,考え方も評価の方法も違います。それぞれの地域の実態に合わせているという理由もあります。諸外国を見ても,アメリカ,イギリス,ニュージーランドと考え方が違うところがあり,それぞれに特色があります。「学校評価」は,その名の通り学校を評価し順位付けにつながる考え方もあれば,PDCAサイクルの一環として改善・支援につながる評価という考え方もあり,内容・方法は様々です。これらを「歴史的背景」「どの国の考え方に基づくものか」「目的」「評価者」「評価の活用の仕方」などをキーワードに,学んでいます。
前回の講義からは,現所属校の「学校評価」を事例に挙げ,「学校評価ガイドライン」や,横浜市の「学校評価」に対する考え方等を参考に比較検討を行い,学校を支援するための「学校評価」の本来あるべき姿について研究を進めています。戦略的学校経営を行うために,「学校評価」をどのように生かすことができるか。そのための方法や,評価項目の立て方について今後さらに深めていきます。続きは年を越して1月に行います。最後に我々がどのような「学校評価」観を構築するのか,とても楽しみです。
(現職院生・B.I.)