翔和学園に見学に行きました(報告その2)

2014.01.27

1月24日(金),谷和樹教授,堀田龍也教授による「授業技術の研究と実践」の講義の一環で,中野区にあるNPO法人「翔和学園」を訪問いたしました。
翔和学園では,発達障害を持つ生徒を中心に,小中学部から大学部まで「社会性を学び,集団の中で,生きる力を身に付ける」という目標のもと,特別支援教育を行っています。

翔和学園ホームページ

訪問では,小中学部,高等部,大学部を参観させていただきました。
大学部を参観した際に担当の先生がおっしゃった「生きる気力を養うために,学生生活を思いっきり楽しんでもらいたい」という言葉が印象的でした。ドアを開けるとそこには驚きの光景が広がっていました。まるでライブ会場のように学生たちが全員で声を合わせて歌い,踊り,気がついたら私たちも共に歌っていました。その歌の歌詞は,学生たちの卒業文集での言葉を繋いだものでした。どれも前向きな言葉で,翔和学園の学生だからこその言葉だと感じました。
高等部では,主に視聴覚トレーニングなど様々な目や体や脳に関するトレーニングの様子を参観しました。テンポよく進んでいくトレーニングの様子を見て,生徒たちの自立しつつある姿から,どんなハンデがあっても学習を継続していくことへの意義を感じることができました。

伊藤校長先生からは,特別支援教育は専門的な知識が必要ではあるけども,そうした知識だけでなく,教育者としての根本となる授業技術がさらに必要であるというお話をいただきました。4月より教師になるストレートマスターの私たちにとっては,自分の身に付けるべき授業技術について考えるきっかけとなる意義のある訪問でした。これから始まる教員生活に是非生かして行きたいと思います。
(ストレートマスター2年・W.R.)