体験型学修

「社会」を体験することで自分の学びと将来を固める

学生は「社会」や「仕事」にかかわることで、自らの将来を考えるきっかけとなり、大学での学修や自分の役割がより明確にイメージできるようになります。
玉川大学では、学修へのモチベーションを上げ、学生一人ひとりのキャリアデザインに役立てるために、インターンシップや学外実習など「体験型学修」の充実を図っています。

インターンシップ

就業体験を通して自分の力や将来を確認

インターンシップは、学生が企業や各種団体・施設で就業体験を行うもの。夏期休暇中を中心に2週間程度の期間行われ、無給が原則です。
学部によって専門分野も学生が希望する進路も異なっています。その多様性に応えるため玉川大学では、キャリアセンターが扱う全学部を対象にしたインターンシップと、学部独自のインターンシップの2種類を実施しています。
インターンシップは社会を実際に経験できるだけでなく、大学での学修が社会でどのように生かされるのか、また社会は何を求めており、自分にはどのような力が不足しているのかを確認する絶好の機会。あらためて大学で身につけるべき知識や能力の大切さがわかることで、学修に臨む心構えが変わってきます。

お客様と接する一瞬一瞬がとても重要だと実感しました

経営学部 観光経営学科3年

将来は人と接する仕事がしたいと思って観光経営学科に進学しました。「ホスピタリティ」を学ぶ授業を通してぜひ現場で体験してみたいと考えるようになり、夏休みを利用して横浜ベイシェラトン・ホテル&タワーズで4週間のインターンシップに参加しました。ホテルではレストランのホール係として毎日9時間にわたって勤務。毎日のできごとや反省点などを日誌に書き込み、マネージャーに確認していただきました。最初に接客時の笑顔と待機時の姿勢などを注意していただき、「つねにお客様に見られている」という意識を徐々に身につけることができたと思います。また、サービス業ではお客様と接する一瞬一瞬が非常に大切だということも実感。コミュニケーションの取り方や振る舞いなど、とても勉強になりました。今回の経験を通して、サービス業を裏で支えている仕事にも興味を持ったので、来年以降はホテル・マネジメントの分野で再度インターンシップに参加してみたいと考えています。

教育インターンシップ

教育現場の今を知り教員として経験を積むチャンス

教育に携わろうという学生には社会貢献の実習が必要との考えから、教育学部では「教育インターンシップ」を実施しています。これは玉川学園(幼稚部・低学年・中学年)および大学近郊の公共施設や学校、保育園などで週1日の教育活動を1セメスター(約半年間)行うもの。活動は国内だけでなく、海外で行う場合もあります。
教職課程で行われる「教育実習」(3年次もしくは4年次に約4週間行う)と違い、1年次秋学期から参加でき、長期間続けることができます。そのため、本番の教育実習に備えていち早く教育現場に慣れ、また多くの現場経験を積むことで実践にも役立っています。

子どもに触れて経験を積む機会が豊富で意欲が高まります

教育学部 教育学科3年

2年次の前期に狛江市内の小学校で、後期には町田市内の小学校で教育インターンシップを行いました。2つの学校で行った理由は、現場体験をたくさん積みたかったことと、地域による違いにも触れてみたかったから。どちらの学校でも授業の補助のほか、授業に遅れをとってしまう子の支援などを手伝いました。実際の教育現場では、学習意欲のない子や学習障がいの子に初めて接して自分の勉強不足を痛感。また、多忙な仕事の中での時間管理の大切さを学ぶなど、漠然とイメージしていた「先生」という仕事の現実をよく知ることができました。そして、思っていた以上に子どもらしさの残る児童と触れ合い、「先生が来るのが楽しみ」と私を慕ってくれる姿に、改めて“教師になりたい!”という意志を強くしました。インターンシップを経験して子どもの内面的な問題を理解したいと思い、現在は児童心理学や臨床心理学を中心に勉強中です。将来は、子どもたち一人ひとりに寄りそいながら、それぞれのよい点や個性を見つけ、のばしてあげられるような教師になりたいと思っています。

企業実習

技術と実践力を磨く工学部独自の現場実習

工学部では、企業の製作部門や研究所に出向して、大学で学んでいる技術・知識が応用される現場を知り、実際に技術を学ぶ実習を行っています。学生たちは決められたテーマのもと、機械や電子回路の設計・製作、ソフトウェア制作、マネジメント分野でのデータ収集などを行い、より実践的なプロセスを学びます。
また同学部のマネジメントサイエンス学科では、およそ4カ月間におよぶディプロマ(参加型就業実習)を実施しています。一例として、提携している会計事務所やメーカーで日常業務やプロジェクト業務に参加。実務能力を磨きながら、社会人としての視野や能力を身につけていきます。

1カ月間の長期実習だからこそ多くを学ぶことができます

工学部 マネジメントサイエンス学科3年

2週間ほどのインターンシップと違い、企業実習は1カ月という長期間にわたる研修。ぜひこの機会を活用したいと思い、3年次の夏休みに研究室の友人と2人で、株式会社LIXILの横浜工場で実習を行いました。私が担当したのはシャッターの検査工程で、「検査時間をいかに短縮するか」というのが与えられた課題。そこで、実際に自分で何度も検査手順をたどって検討した末、「検査治具の配置の変更」と「検査工程の手順の省略」で検査時間を大幅に短縮できることがわかりました。その提案に対して、会社からは「これほど時間を減らせるのか」と驚かれ、また「私たちでは気づかない見方ができてよかった」との評価をいただきました。ただ私としては品質管理についてまだまだ勉強不足だと感じました。企業が求める品質やコストに対する厳しさ、そしてコミュニケーション能力や積極性の大切さを知り、私も社会に向かう心構えが変わったと思います。

「玉川大学 学生要覧webサイト」で紹介しています。