国立科学博物館で開催の特別展「昆虫」に協力

2018.07.19

国立科学博物館で平成30年7月13日(金)~10月8日(月)にかけて特別展「昆虫」が開催されています。企画にあたって、本学農学部の小野正人教授は、二ホンミツバチがスズメバチに対して示す特異な防衛行動である「発熱蜂球」の展示などに動画や写真の提供で協力しました。

特別展「昆虫」の開催会場となっている国立科学博物館とポスター
二ホンミツバチのスズメバチに対する発熱蜂球による防衛行動の動画展示
提供した動画を背景に監修者の一人野村周平博士(右)と小野正人教授

一般公開に先立ち12日(木)には、本特別展の開会式、内覧会、レセプションが行われました。開会式の司会進行は、フジテレビの佐々木恭子アナウンサー、会場となった講堂には多くの報道関係者らが参集し、主催者を代表し林良博館長の挨拶、来賓を代表して後援者でもある文部科学省の丹羽秀樹文部科学副大臣の祝辞がなされました。

和やかな開会式の様子:左から:佐々木アナ、林館長、丹羽文部科学副大臣、主催者、後援者の代表によるテープカット
カラ―写真とイラスト満載の公式図録

国立科学博物館の長い歴史の中で、「特別展」として昆虫にスポットを当てたのは今回が初とのこと、それだけに満を持した盛りだくさんの内容となっています。多種多様な昆虫の形態やその機能、CGや体感型展示、電子顕微鏡やCTスキャンを活用した研究の最前線、昆虫採集の方法や標本の作り方、さらには昆虫機能の人間社会への貢献についても紹介されています。「博物館の昆虫展となると、綺麗な標本の陳列展示が中心となりがちでしたが、今回の企画はそれだけではなく、系統分類学や種の記載などに実際に使われたタイプ標本など、本邦初公開となる学術的に貴重な資料も積極的に配置しました。」と監修者の一人である動物研究部の野村周平グループ長が話しています。実際、1983年9月に沖縄県で発見されたヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本(種の記載で指定された1個体)の期間限定の初公開、最近マダカスカルで採集された新種の可能性が高いセイボウ(青い金属光沢をもつ蜂)、琥珀に閉じ込められて悠久の時を保存されてきたアリエノプテラ目の昆虫と本特別展ならではの展示物も目白押しです。特別展の内容を収録した公式図録には、多数の写真やイラストが満載で、文章も平易で難しい漢字にはルビが添えられており、子どもたちにも十分に楽しんでもらえるような工夫が施されています。

ヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本(初公開)
大きな昆虫、小さな昆虫、多様な昆虫の展示
琥珀に封入された白亜紀の昆虫
アリヅカムシを例に発見から記載までを説明する野村博士
人間社会で貢献する昆虫機能の紹介
ミツバチの養蜂、カイコの養蚕、モルフォチョウなどを例にバイオミメティクスの解説

玉川大学は、大学パートナーシップ会員なので、本学の学生は窓口で学生証を提示すると常設展は無料、特別展は980円(通常1,600円)で観覧することができます。是非、この機会に4億8万年前の太古に出現し、命名されているものだけでも約100万種を誇る私たちの青い地球でもっとも繁栄している生物の一つである昆虫の魅力に触れてはいかがでしょうか。

国立科学博物館 特別展「昆虫」

主催:国立科学博物館、読売新聞社、フジテレビジョン
http://www.konchuten.jp/
https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2018/konchu/

大学パートナーシップ会員
http://www.kahaku.go.jp/learning/university/partnership/01.html