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11月18日 地球規模課題対応国際科学技術プログラム(SATREPS)「難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの自足的生産体制の確立」キックオフミーティングを開催

2021.12.15

11月18日、本学とフィリピン共和国のセントラルルソン大学(以下、CLSU)は5年間の国際科学技術共同研究推進事業である(SATREPS)「難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの自足的生産体制の確立」のキックオフミーティングをオンラインにて開催しました。

このプロジェクトは、科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)による「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の一つとして2020年6月に採択されたものです。

フィリピン共和国 バナナ園での病害視察
左から石川准教授 渡辺教授 Renato教授

フィリピン共和国をはじめとするバナナとカカオの生産国は、植物病害の発生により大きな影響を受けています。この問題は生産国だけでなく、消費国にとっても深刻化しており、世界的規模でこの問題の解決が急務とされています。本プロジェクトは、バナナ・カカオの重要病害への持続的かつ効果的な防除を目的に、微生物の基礎的研究や植物病理学、土壌肥料学などを基に、これら病害の予防と防除の方法を探ります。

キックオフミーティングには関係者約60名が参加し、CLSU のEdgar A.Orden学長から「本日は、バナナ・カカオの輸出が重要であるフィリピンにとって非常に大切な日となりました。この国際共同研究プロジェクトにより、農業生産ならびに生産者の生活水準が向上することを期待しています」という挨拶から始まりました。続いて、本学小原芳明学長が「コロナ禍で思うように研究活動が進まない状況ではありますが、改善された際には、両国の研究者が行き来しあい、大いに活躍してくれることを望んでいます」と期待を述べました。

次にCLSU副学長であり、フィリピン共和国の研究代表者Renato G. Reyes教授からプロジェクトの経緯についての説明がありました。また、協力機関であるフィリピン共和国農業省Wiliam D.Dar大臣から「フィリピンにとって農業開発は大きな課題です。この共同研究により、バナナ・カカオの生産性が向上するとともに、農園を営む人々の生活も向上していくことを願っています」とビデオメッセージが寄せられました。続いて両国それぞれの研究代表者である本学 渡辺京子教授とCLSU Renato G.Reyes教授からチーム構成と研究参画者の紹介が行われ、その後科学技術振興機構(JST) 長峰司主幹から、本研究による持続可能な開発目標(SDGs)に対する貢献への期待が述べられました。また、これからの研究活動の計画とこれまでの成果を両国研究代表者ならびに三重大学の中島千晴教授と東京農工大学の小松健准教授が発表しました。

最後に本学の石川晃士准教授よりロゴマークが紹介され、キックオフミーティングは終了しました。

今後、この国際共同研究プロジェクトによる二国間の研究推進が期待されます。

セントラルルソン大学 Edgar A.Orden学長
玉川大学 小原芳明学長
セントラルルソン大学 Renato G.Reyes教授
玉川大学 渡辺京子教授
フィリピン共和国農業省 Wiliam D.Dar大臣
科学技術振興機構 長峰司主幹
参加者全員による記念撮影

研究体制

日本国研究体制

  • 研究代表機関 : 玉川大学(研究代表者 農学部教授 渡辺京子)
  • 共同研究機関 : 三重大学 東京農工大学
  • 協力機関   : 日本大学 森林研究・整備機構 東京農業大学 株式会社 ユニフルーティー ジャパン バイエルクロップサイエンス株式会社

フィリピン共和国研究体制

  • 研究代表機関 : セントラルルソン大学(研究代表者 副学長Renato G.Reyes)
  • 協力機関   : フィリピン共和国農業省

国際共同研究実施期間

2021年9月~2026年8月(計60か月)(予定)

SATREPS総事業費

JST委託研究経費:1.75億円程度
JICA:ODA技術協力予算経費:3億円程度

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