被災地支援を通して思いを伝える-町田市生涯学習センター1周年記念イベントに参加-

2013.04.04

3月24日、町田市生涯学習センターで開催された1周年記念イベント「東日本大震災を考える~被災地で『希望』の探究~」に、本学の学生2グループ4名が参加し、宮城県亘理町での農業支援、岩手県陸前高田市での「聞き書きボランティア」の活動報告をしました。

はじめに、昨年9月、宮城県亘理町において本学の東北復興ボランティアとして農業再開支援活動を行い、その活動に参加した教育学科2年生の小泉趣里さんからトマトの収穫作業について報告。津波で全壊したいちご畑の土地に、塩害でもじょうぶなトマトを栽培。参加した学生30名が、真っ赤に実った加工用トマトを収穫したことを発表しました。また、多くの支援を必要としていること、まだまだ復興したとは言えない現状についても説明しました。「現実を知ってほしいとの声が聞かれました」と被災地の声を伝えたリベラルアーツ学科2年生の小野健太さんは、「この活動を通し、これからも情報発信をしていきたい。ただ発信するだけではなく、今の状況を知って一人でも多くの人が活動をするきっかけになってもらえたら」と思いを語りました。

次に、2011年12月から文学部比較文化学科太田ゼミで継続している、岩手県陸前高田市モビリア仮設住宅の人々との交流の軌跡を報告。「被災地の聞き書き101」プロジェクト*に参加した葉山大樹さん(4年生)は、被災者の方から1対1でじっくりと話を聞き、テープ起こして1冊の本にまとめた過程を発表しました。「最初は緊張して何を聞いたらよいのかわかりませんでしたが、ふるさとに対する思いをうかがったり、被災後の避難所生活では、みんなで助け合った様子を教えていただきました」と活動を振り返りました。そして水谷洸輔さん(3年生)は、ゼミ活動の一環として、昨年9月に同仮設住宅で約400人が集って夏祭りを開催したことや、文化祭のゼミ展で自治会長らを招いて講演会を実施したことなどを報告しました。二人は、震災から2年経った今だからこそ、「私たちは忘れない」というメッセージを発信し続けること、そして普段から自分の住む地域で地域活動に参加し、地域力を高めることが防災につながると話しました。

学生の活動発表に、イベントに参加した50人以上の方々が熱心に耳を傾け、「次はぜひ町田市の小学生や保護者向けに講演して欲しい」「被災地の記憶の忘れ去られてしまうことが危惧される中、貴重な話だった」といった声をいただきました。最後に絵手紙の講師の先生から手ほどきを受けながら、参加者全員で陸前高田市に送る絵手紙を作成し、春を感じる桜や菜の花の絵に「希望」の思いを綴りました。

*東京財団・共存の森ネットワーク共催
*3月時点の学年