先端知能・ロボット研究センター(AIBot研究センター)

人々が想像し、夢や希望から生み出された「技術」で世界は創られてきました。空想の世界で生まれた「ロボット」という言葉は、技術の進歩に伴い、驚くべき速度で現実の世界へと発展し、人々の労働生産性を飛躍的に高め、社会の成長を支えてきました。21世紀を迎え、「人工知能」の実現が現実的な問題として議論され始めています。人々が作った知能が自らの限界を超え、従来の人類と技術の関係が逆転する、すなわち技術が人より賢くなる社会の到来が捉えようのない不安と共に予想されています。人工知能やロボットが普及した未来は人々と「技術」が共に生き、共に働く社会であるべきです。そこは、一人ひとりが様々な価値を認め合う社会であることが大事です。本研究センターでは多様な価値が調和的に創造される社会の実現を目指し、人工知能、認知科学、ロボットテクノロジーをキーワードに人間中心の社会知性の創成を支援するための研究を推進します。私達が目指すのは、人々と「技術」が共に生き、共に働く社会を創ることです。人々が活躍し、人々の幸せを実現する社会のために、「技術」が貢献できることは何かを考え、人と「技術」が調和する社会の実現を求めます。

先端知能・ロボット研究センター(AIBot研究センター)主任 岡田 浩之

ロボティクス研究部門

人間と機械が意味理解を伴ったコミュニケーションに基づいて日常的なタスクを協調しながら達成する、人間機械コラボレーションを実現するための基盤技術を確立することを目指します。そのために、実世界での意味理解を扱う「記号創発ロボティクス」のアプローチを、コミュニケーションやビッグデータ利用へ拡張し、これを実現したいと考えています。

人工脳機能研究部門

従来の認知科学や人工知能では、知能の表現をプログラミング言語のような記号操作に求め、それゆえの表現の限界がしばしば指摘されてきました。私たちは、複雑で外乱に富んだ実世界から得られる情報に関して、十分に機能的な概念形成システムを目指した知覚的シンボルシステムの実現に向けた学際的な研究を行います。

AIビジネス開発部門

AIビジネス開発部門では、AI・ロボティクスによるビジネスの変容(DX: Digital Transformation)とともに、AI・ロボティクスに関連したビジネスの創造について研究をしています。AI・ロボティクスによるビジネスの変容の研究として、既存のサプライチェーンやバリューチェーンを変革させるテクノロジーの適用を研究し、どのようにAI・ロボティクスを活用できるかを明らかにします。

数理・データサイエンス・AI研究部門

令和3年8月4日付けで「玉川大学数理・データサイエンス・AI教育プログラム」が文部科学省から「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。「文理を問わず、数理・データサイエンス・AIの素養を身に付けた学生を育成する」という玉川大学独自のAIリテラシー教育の体系化を進めます。