玉川大学 研究所

玉川大学・玉川学園Webサイト
IEサポート終了のお知らせ

玉川大学・玉川学園webサイトTOPページリニューアルに伴い、Microsoft 社の Internet Explorer(以下、IE)のサポートを終了いたしました。本学園が運営するサイトをIEで閲覧した場合正しく表示されない恐れがございます。
皆様にはご不便をおかけしますが、別のブラウザを利用しての閲覧をお願いいたします。

玉川大学脳科学研究所特別講演会(第4回)を2022年5月6日(金)にハイブリッドで開催

2022.05.05

玉川大学脳科学研究所特別講演会(第4回)の開催について

日時 2022年5月6日(金)17時00分~18時30分
開催方法 ハイブリッド開催(Zoom meeting)
講演者 西田眞也氏
京都大学大学院情報学研究科 教授
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 リサーチプロフェッサー(客員上席特別研究員)
講演タイトル 質感研究の現在位置
講演内容

質感は事物や事象の物性、材質、状態、さらには感性的価値を推定する人間の能力であり、リアリティの認識にも密接に関わる。私たちは、これまで人間の質感認識の特性を分析し、視覚に関しては、光沢感、濡れ感、細かさ、液体粘性などに関係する画像特徴を明らかにしてきた。質感認識と密接に関わるテクスチャ知覚に関しては、視覚と触覚が利用する画像特徴に違いがあることを明らかにした。また、人間の視覚系を騙して、実際の物体の質感を操作するメディア技術の開発にも挑戦してきた。

そもそも私が質感に興味を持った一つの理由は、正弦波やランダムドットといった単純な人工画像ではなく、複雑な自然画像の認識に関わる視覚機構を研究したかったからだった。そういう意味で、近年の人工ニューラルネットによる深層学習などの技術の発展により、自然画像の認識・生成が可能となったことは大きな衝撃だった。このような技術的進歩をどのように質感研究に活かしていくかはこの数年私たちの大きな課題になってきている。

さらに、機械学習の発達により、画像と質感ラベルのデータセットがあれば両者を結び付けるのは原理的には簡単な問題になりつつある。しかし、質感の認識はそういう表層的な処理だけでなく、世界モデルの生成や生態的な意味への変換といった深い処理が関わっているはずである。そのような深奥質感の解明に、私たちは現在取り組んでいる。

参加登録

本学関係者以外の方はオンラインでの参加となります。
Zoom meetingでの開催のため、下記サイトにて登録をお願いします。登録後、Zoom meetingのURL等をお送りします(登録時の個人情報は本講演会のご案内以外には使用しません)。

事前登録は終了いたしました

登録締切日 2022年5月5日(木)17時
個人情報の取り組み 下記、個人情報への取り組みをご確認のうえ、同意する場合のみ参加登録をお願いします。

個人情報への取り組み

参加費 無料
主催 玉川大学脳科学研究所「社会神経科学研究拠点」
お問い合わせ 玉川大学脳科学研究所
社会神経科学研究拠点 共同利用・共同研究支援室
eメール:bsi_collabo@tamagawa.ac.jp
Tel:042-739-7236

シェアする