第6回ヒト脳イメージング研究会を2022年9月16日(金)・17日(土)に開催

第6回ヒト脳イメージング研究会を、2022年9月16日(金)から17日(土)の2日間、ハイブリット形式(オンサイト会場:玉川大学)にて開催いたします。
本研究会は、基礎神経科学分野におけるヒト脳イメージング研究者が中心となり、MRI、PET、MEG等の脳計測手法を用いた研究者間の学際的交流、若手人材育成の促進を目的とし2017年4月に設立されました。ヒト脳イメージング研究は、ミクローマクロ、基礎―臨床、そして実験動物―ヒトといった多様な軸で、多岐にわたる神経科学のハブとなる研究領域です。このことを踏まえた様々な企画を、本研究会は過去5年にわたり提供してきました。
今回は”The Next Wave of Neuroimaging”をテーマに、ヒト脳イメージングの革新的技術創出の議論の場となることを期待した特別講演、教育講演、国際および国内シンポジウム、そして一般演題発表を企画しました。加えてサテライト企画として、対面で実施可能なイベントも計画しています。
特別講演では、超高磁場レイヤーfMRI技術によるヒト脳機能研究で著名なRainer Goebel先生(Maastricht University)と、ヒトおよび非ヒト霊長類を対象としたマルチモーダルイメージングによる注意ネットワーク研究で著名なSabine Kastner先生(Princeton University)をお迎えします。
教育講演では、パーキンソン病や統合失調症のバイオマーカーとして注目されているニューロメラニンを対象としたMRI計測手法を開発された佐々木真理先生(岩手医科大学)にご講演いただきます。
国際シンポジウムでは、近年発展がめざましいMEG研究をテーマとしました。従来困難であった脳深部信号計測についてMatti Hämäläinen先生(Harvard Medical School)より、MEGを用いた予測に関わる神経ダイナミクス研究についてFloris de Lange先生(Radboud University)より、そして自由行動下での計測が可能な光ポンピング磁気センサMEGについてMatthew J. Brookes先生(University of Nottingham)よりご講演いただきます。
国内シンポジウムでは、最先端の計測・解析技術をテーマとし、非ヒト霊長類を対象としたoptogenetic fMRIについて知見聡美先生(生理学研究所)より、高性能ECoG電極の開発について鈴木隆文先生(情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター)より、MRフィンガープリンティングについて藤田翔平先生(東京大学)より、そして計算論的アプローチを用いた脳機能イメージングについて飯ケ谷清仁先生(Columbia University)よりご講演いただきます。
そして一般演題の投稿を募集します。今回は採択された全ての演題について、ハイブリッド形式での口頭発表を行っていただきます。特に博士号取得後5年以内の研究者または学生の方からの優れた口頭発表に対しては、若手優秀発表賞/Early Career Presentation Awardもご用意しておりますので、若手研究者の方々はぜひ積極的にご応募ください。
今回の研究会はハイブリッド形式で行われますが、サテライト企画としてオンサイトのみでの企画も準備しています。研究者間の対面での交流の場として、オンサイトでのポスター発表、Meet the expertsそして昨年度竣工した玉川大学Human Brain Science Hallツアーを企画していますので、ご都合のつかれる方はオンサイトでの参加についてもご検討ください。
この会が、様々な領域の研究者間の情報収集と交流の場、若手研究者の育成の場となりますこと、そして日本、ひいては世界のヒト脳イメージング研究の発展に貢献することを願っております。
日時 |
2022年9月16日(金)9:30 - 17:55 2022年9月17日(土)9:00 - 15:10 |
---|---|
開催形式 |
ハイブリッド開催 Onsite & Online Hybrid Zoom のミーティングIDとPWは、後日参加登録者へご案内いたします |
会場 |
玉川大学 Human Brain Science Hall
|
プログラム・参加登録(事前登録制)
プログラム・参加登録等詳細はこちらをご覧ください。
お問い合わせ
ヒト脳イメージング研究会事務局
玉川大学脳科学研究所 松田哲也研究室
Tel:042-739-8265
eメール: humanneuroimaging[@]gmail.com
※ [@]を@にして送信してください。
