心の哲学研究部門第22回研究会 シンポジウム「脳科学と社会」を2025年3月14日(金)にハイブリッドで開催
玉川大学脳科学研究所 脳・心・社会融合研究センター 心の哲学研究部門では、第22回研究会としてシンポジウムを開催いたします。
詳細につきましては以下のとおりです。
テーマ | 脳科学と社会 | ||||||
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日時 | 2025年3月14日(金) 13:00~16:40 | ||||||
開催方法 | ハイブリッド開催(Zoom meeting) 学外の方につきましては、オンラインでの参加となります。 |
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プログラム |
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参加登録 | 学外の方につきましては、オンラインでの参加となります。 Zoom meetingでの開催のため、下記サイトにて登録をお願いします。 登録後、Zoom meetingのURL等をお送りします(登録時の個人情報は本研究会のご案内以外には使用しません)。 事前登録は終了いたしました |
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登録締切日 | 2025年3月13日(木)17時 | ||||||
個人情報の取り組み | 下記、個人情報への取り組みをご確認のうえ、同意する場合のみ参加登録をお願いします。 | ||||||
参加費 | 無料 | ||||||
主催 | 玉川大学脳科学研究所 脳・心・社会融合研究センター 心の哲学研究部門 |
講演内容
講演1
「エナクティブ・アプローチと認知科学」
田中 彰吾(東海大学)
エナクティブ・アプローチは、1991年刊行の『身体化された心』の中でF・ヴァレラらが提示した認知科学の立場である。その重要なポイントは、知覚が外界の情報を受動的に受け取った結果ではなく、主体の行為能力に相関して形づくられると理解したことにある。簡潔に言うと、「エージェントの行為とその能力が認知を形成する」という観点がこのアプローチの特徴である。本講演では、エナクティブ・アプローチを支える哲学を紹介し、認知科学との関係について概説する。
講演2
「アレキシサイミアと内受容感覚」
寺澤 悠理(慶応義塾大学)
アレキシサイミア(失感情(語)症)とは、自分自身の感情の認識や伝達に困難があり、外的志向性が高い傾向で、心身症の発症や症状の変化と関連する傾向である。この傾向が高い場合に、身体状態の認識を支える内受容感覚にみられる特徴が議論され、感情概念の構成に身体に関する情報処理が及ぼす影響の理解が進められている。本演題では、このような背景を踏まえて、アレキシサイミア傾向と内受容感覚の関連性を検討した心理学研究をご紹介し、感情概念と内受容感覚について検討する話題としたい。
お問い合わせ
玉川大学研究推進事業部研究推進課
Tel:042-739-8666
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