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玉川大学脳科学研究所国際特別講演会を2025年12月3日(水)にハイブリッドで開催

2025.12.02

玉川大学脳科学研究所国際特別講演会の開催について

講演日時 2025年12月3日(水)16時00分〜17時30分
講演者 下條信輔教授(California Institute of Technology)
講演タイトル 人々は、気づかないうちに繋がっている 〜身体・脳の同期、チームフロー、新奇性/親近性選好など
People are connected, without knowing - Discoveries of body/brain sync, team flow, and
novelty/familiarity preferences
講演概要 このレクチャーの前半では、身体・脳の同期とチームフロー、またそれらの「前向き」態度形成へ の貢献についてまとめる。 「フロー」は、注意の極端な集中、時間感覚の変容、テレプレゼンス、そして大きな喜びを伴う、 独自のこころの状態を指す。演者らの十数年にわたる研究から、概要以下の知見が得られた。 (1)「指差し合って静止する」だけの課題でも、対人間で指先の微細な動きに同期が認められ る。このとき、脳間でも比較的低い周波数成分で同期が認められる。 (2)協調訓練の効果や、自閉症(ASD)被験者を交えた結果などから、この身体間同期は社会的交 流の、生物学的で潜在的な基盤と考えられる。 (3)「フロー」は、単に主観や民間心理学にとどまらず、心理物理学的・神経科学的に同定可能 な、心的状態である。 (4)チームフローは、ソロ(個人)フローとは異なる神経学的基盤を持つ。 (5)チームフローにおいても、特定の周波数での脳波同期、瞳孔反応の同期、身体の協調などが 観察できる。 (6)チームフローに入りすさ、には個人差や相性があり、脳波全脳データからある程度予測でき る。 (7)フロー体験は「前向き」な生活態度に貢献し、逆もおそらく真である。 (8)フロー体験、前向き態度、自閉傾向という3者の間に、ユニークな相関がある。 レクチャー後半では、実験室・日常生活での新奇性(Novelty)/親近性(Familiarity)選好とその個人 差に焦点を当て、新たな人格特性プロファイリングの可能性を示す。特に、 (a)新奇性/親近性諸指標をおしなべて、Novelty seekers, Familiarity seekers を同定できる。 (b)しかし、感覚刺激や活動の種類によってまちまちで、各人各様であって詳細なプロファイリング が要請される反面、サブタイプへの分類が可能である。 (c)(当初の期待に反し)実験室での知覚的な新奇性/親近性選好は、日常生活での新奇性/親近性 追求行動を予測しない。このことは、知覚的な新奇性/親近性選好の神経対応と、行動選択や学習の 戦略としての Exploration/Exploitation の神経対応とが、ほとんど対応しない事実とも合致する。 (d)実験室・日常生活での新奇性/親近性選好と、フロー性向・前向き態度・自閉傾向(AQ)のそれぞれの間に、(しばしば強い)相関を見出せる

参加登録 学外の方につきましては、オンラインでの参加となります。
Zoom meetingでの開催のため、下記サイトにて登録をお願いします。登録後、Zoom meetingのURL等をお送りします(登録時の個人情報は本講演会のご案内以外には使用しません)。
(登録締切日:2025年12月2日(火)17時)

事前登録は終了いたしました

個人情報の取り組み 下記、個人情報への取り組みをご確認のうえ、同意する場合のみ参加登録をお願いします。

個人情報への取り組み

参加費 無料
本学脳科学研究所関係者へ 講演会終了後、会場で下條先生と懇親できる機会を設ける予定です。
研究やキャリアパス、留学等などの相談もうけていただけると思いますので、本学脳科学研究所関係者は是非こちらも参加してください。
主催 玉川大学脳科学研究所
お問い合わせ 玉川大学研究推進事業部研究推進課
eメール:research@tamagawa.ac.jp
Tel:042-739-8666

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