量子情報科学研究所について

玉川大学の学術研究所は8つの研究センターを擁する付置研究機関として、玉川大学の研究活動の中心的な役割を果たし、国内外においてその成果が広く認知されています。量子情報科学研究センターは現在の学術研究所の前身である付置研究所設立当時から構成メンバーとして活躍し、研究所の隆盛を築く重要な役割を担ってきました。当該の量子情報科学研究センターは1990年に量子情報に関する世界最大の国際会議を創設し、20年にわたりその運営を行いました。2009年、国際運営委員会を設立し、その運営を同委員会に委譲いたしました。この間、この会議を通して量子情報科学の基礎的な学問が急速に発展し、幾つかの魅力的な技術が出現しました。特に量子暗号は今日のネットワークの安心・安全を実現する基幹技術となり得るものと期待されています。量子情報科学研究センターは独自の新量子暗号を発明し、世界最高速の量子暗号装置の実現に成功しています。その成果は米国の学会を通して世界に発信されています。これらの成果をさらに発展させるための基礎研究と実用研究を有機的に実施するために、ここに、学術研究所から量子情報科学研究センターを分離・拡大し、量子情報科学研究所が創設されました。

本研究所は、真に現実の世界で実用に供することが可能な量子現象を応用した情報技術を開発することを目的とします。この研究目標を達成するために、基礎研究を担う新規の量子情報科学研究センターと国内外の企業と積極的に共同研究を行い、試作から製品化まで一貫した研究開発を実施する超高速量子通信研究センターを設置しています。また大学院工学研究科の教育研究をサポートするために種々の科目群を担い、学内外から学生を受け入れる体制を持っています。