特許取得の報告
2018.01.24
「抗アカントアメーバ用組成物及び該抗アカントアメーバ用組成物を含有する眼科用剤」
牛乳中に存在するラクトフェリン由来のペプチドであるラクトフェリシンに、非常に強い抗アメーバ活性があることを発見し、難治性のアカントアメーバ角膜炎の治療や予防、コンタクトレンズの消毒保存液などへの応用が期待されます。
特許登録日 | 平成29年12月20日 |
特許番号 | 特許第6260042号 |
発明の名称 | 抗アカントアメーバ用組成物及び該抗アカントアメーバ用組成物を含有する眼科用剤 |
本学における発明者 | 玉川大学 農学部 教授 冨田 信一 |
特許を取得した技術の紹介
【課題】
アカントアメーバの栄養細胞は、薬剤に対する感受性も高く、消毒は比較的容易であるが、シスト期のアカントアメーバを消毒することは非常に困難であることから、アカントアメーバの栄養細胞及びシスト細胞のいずれに対しても高い殺菌作用を有する抗アカントアメーバ用組成物及び該抗アカントアメーバ用組成物を含有する眼科用剤に関する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】カチオン性高分子殺菌剤とラクトフェリシンとを有効成分として含有する抗アカントアメーバ用組成物及び該抗アカントアメーバ用組成物を含有する眼科用剤により解決する。
玉川大学学術研究所知的財産本部では、先生方の研究成果の特許取得を推進するとともに、企業との共同研究開発に結びつくきっかけ作りになることを目指してまいります。
今後ともご協力よろしくお願いいたします。
