特許取得の報告「誤り訂正符号化装置、誤り訂正符号化方法及びプログラム」
【課題】
セキュリティ対策を講じた誤り訂正符号化装置、誤り訂正符号化方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】
長さK´の送りたいデータを、ガロア体GF(q)上のM´×N´生成行列Fによって指定される[[N´,K´]]符号化により、長さN´のベクトル(数1)に符号化する第1符号化手段と、i=1,・・・・,Nに対して、(数2)を生成行列Giによって指定される[[ni,ki]]符号化により、長さniのベクトルに符号化する第2符号化手段と、w(1),・・・・,w(N)を連接して得られる[w(1)・・・・w(N)]を符号化結果として出力する出力手段とを備える(図2)。
(数1)
(数2)
ここで、[[n,k]]符号化とは、特許第4756489号(特許登録日:平成23年6月10日、特許取得者:濵田充教授)の誤り訂正符号化である(図1)。同[[n,k]]符号化(同図セクション1)は、m-k個のディジットからなるベクトルu=(xk+1,・・・・,xm)をランダムに発生する発生手段(セクション2)と、送りたいデータx=(x1,・・・・,xk)に前記発生手段でランダムに発生したm-k個のディジットからなるベクトルu=(xk+1,・・・・,xm)を連接して、x´=[xu]=(x1,・・・・,xm)を生成する生成手段(セクション3)と、前記生成手段で生成されたx´を従前の誤り訂正符号の意味で[n,m]符号化して長さnのベクトルを出力する出力手段(セクション4)とを備える。
【選択図】図1
図2
特許登録日 | 平成24年8月17日 |
特許番号 | 特許第5062643号 |
特許名称 | 誤り訂正符号化装置、誤り訂正符号化方法及びプログラム |
特許取得者(発明) | 量子情報科学研究所 濵田 充 教授 |
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