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情報システム教育コンテスト(ISECON2022)で玉川大学が最優秀賞を受賞

2023.05.23

情報システム教育コンテスト(ISECON2022)にて玉川大学の油川さゆり助教を中心とした研究グループ(研究代表者・教育学部高平小百合教授)が発表した「PC に依存しない幼児・低学年のプログラミング教育カリキュラム」が最優秀賞を受賞しました。

このコンテストは、(社)情報処理学会 情報処理教育委員会・情報システム教育委員会が主催するコンテストで、情報システムに関する良い教育実践に対して適切な評価、それらの実践例を蓄積し、情報システムに関連する教育実践の一層の拡充を図り、教育実践者が自らの教育を改善する参考となることを目的に設立されたものです。

本研究グループは、玉川学園の年長児~小学2年生を対象に、プログラミング的思考を育むとされる「Cubetto(キュベット)」と呼ばれる知育玩具を用いて行っている、プログラミング教育カリキュラムの活動実践ならびに発達段階に応じた教材作成を幼稚部・小学部の教員とともに取り組んでいます。K-16一貫教育研究センターの油川さゆり助教が脳科学研究所の大森隆司名誉教授、教育学部の高平小百合教授・鈴木美枝子教授・小原一仁教授、工学部の小酒井正和教授と2020年度から3年間をかけて行っており、今回のコンテストでは活動実践例の少ない幼児期から低学年対象の取り組みが高く評価され、受賞につながりました。
なお、本取り組みの研究成果を発表した、第18回日本子ども学会のポスターセッションでは、優秀発表賞を受賞しています。

これからも、幼稚園から大学院までワンキャンパスに集う玉川大学・玉川学園のスケールメリットを生かし、プログラミング教育・プログラミング的思考の発達について、学際的、縦断的に研究を進めていきます。

油川助教 コメント

この度は名誉ある賞を頂くことができ、大変光栄に思います。
この取り組みの背景には、幼稚部の須田先生、小学部の溝口先生、松田先生をはじめとする教員の皆様、そして保護者の皆様のご協力があったからこそと、この場をお借りして感謝申し上げます。
幼児、低学年のプログラミング教育の実践が限られる中、パソコン等の電子機器を用いず実世界で五感を使って楽しめる活動を幼児から計画的に行っているという点が評価されたと考えています。
今年度以降も、大森先生、高平先生、鈴木先生、小原先生、小酒井先生のご指導のもと、子ども達がより興味を持てるよう工夫を重ねながら、継続して活動を行っていく予定です。

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